挨拶 ページ4
私達が通う音駒は、
東京都内に位置するため、
比較的合宿所には近い方だ。
先生が運転するバスに乗り込み、
シートベルトをしめた。
座席は、運転席のすぐ後ろの一人席。
1人だけの女ということで、主将が配慮してくれたらしい。
部員達の鼾やら喋り声やらで騒がしいバス内で寝ることが出来るなんて最初から思いもしなかったが、
ここまで煩いとは、と逆に感心した。
数十分ほど走り、まだバス内の煩さに余韻が残っている頃、タイミングよく森然高校に着いた。
まだ瞼を開ききっていない孤爪や、寝癖がさらについた主将らと一緒にバスを降り、何回も来て、見覚えのある体育館に目を向けた。
美味しい空気を目一杯吸い込み、挨拶をしようとすると、隣に丁度来た車両から1拍はやく声が聞こえた。
「「よろしくお願いシャッス!!!!」」
人数に比例しないほど大きな声で挨拶したのは、やはりあの"烏野"だった。
あれ?金髪の可愛いマネージャーが増えているではないか。あとで自己紹介をしに行こう。
(この時は一年生コンビが抜けているのに気付かなかった。ごめんよ2人とも。)
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作者名:山田 | 作成日時:2018年5月22日 21時