その一言で。【ハイキュー!!】

３１話 ページ32

Aside



山｢でも…!!助けてって言ってるじゃないですか!!!｣



貴｢確かに言ってる!!
でも…月島じゃないかもしれない…

もし化け物だったら、ドアを開けたら、
殺されちゃうんだよ…?｣


月島?｢ねぇ山口、はや…く、たすけて｣


山｢ツッキー…は…死んでなんか、
ないよね…｣


月島?｢あけ、てよ ねえ
ねえ山口、ねえ、ねえ、ねえねえねえねえ!!!
はやく!!あけろって!!言ってるだろ!!!!!｣




明らかにおかしい。やっぱり中にいるのは月島じゃないんだ。

化け物…なんだ。



貴｢山口!!逃げよう!!!!｣


山｢……｣



月島?｢山口、山口、ねえ、山口、
か…ぎ、もってル…で、しょ

あけろよ、ねえ、あけ…て、
ぼく…を、たすけ、てよ。


こんな、の、ィや…だか、ら｣



山口が、震える手で鍵を握った。
そして鍵穴に近付ける。


山｢辛いんだよね、苦しいんだよね…?
きっと、どこか怪我でもして、痛いんだよね。

まってて…今、鍵、開けるから…!｣




月島?｢はやくはやくはやくはやくハやくハヤくはやくはヤく…!!!!!!!!!!
はや、ク…!!山口!!｣



貴｢山口…!!｣



月島?｢ねえはやく、山口、山口…山口、
や…まぐぢ!!は、ゃく…あ"け、ろぉ…!!!｣




菅｢A!! …逃げるぞ…!｣



え…そんな
見捨てて、私達だけ逃げる、なんて…


貴｢嫌だ!!まだ助か…!｣






ｶﾞﾁｬｯ!!

ﾊﾞﾝｯ!!!!!


貴｢!?｣


数秒、目を離しただけなのに。

もうドアの前に、山口はいなかった。




そして、




｢あぁぁぁぁぁぁぁぁあ"ぁぁっ!!!!!!!?｣



部屋中に、

断末魔が響き渡った。




山口忠〜GAME OVER〜






――――――
更新遅くて申し訳ないです…

随分えげつなくなってきましたね…
我ながら思いますよ…←

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