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瀬見「川西、変わらなくて大丈夫か?まだ歩くぞ、」

川西「軽いんで大丈夫です、ちゃんと飯食ってるのか心配になるくらい。」

歩き続けて10分、眠り続けるAを背負ってる川西に心配の言葉を向ける瀬見だが、川西は異常に軽いAの心配をしていた。

瀬見「…昼飯も口にしてないって連絡あったな、」

天童「じゃあ帰ったら美味しいもの俺達で作ってあげなきゃダネ〜」

川西「天童さん、料理出来るんですか」

天童「ふふん、俺これでもちょー得意」

ぶい、とピースをつくる天童に疑いの目を向ける川西だが、すかさず「ああ、確かに此奴の美味いよ」とフォローを入れる瀬見に、ふぅんと興味なさげな反応を示す川西。

川西「じゃあ、楽しみにしてます。俺、料理苦手なんで」

瀬見「あ、川西、Aの事名前で呼んでやれよ、俺と被るし何より此奴、名前で呼ばれるの好きだから」

川西「…気が引けなくも無いですけど分かりました。賢二郎にも言っときます。…あ、そうだ、明日の朝練、6時半だからだそうです。烏野にAさん送って来いって意味だと思いますけど」

そういえば、と牛島に伝えられた言葉を川西は忘れかけてたように伝えると「太一、今忘れてたネ?」と天童に指摘され、ぎく、と肩を揺らした。


「んん…?」

揺れで目を覚ましたらしいAの声

川西「あ、起きた…?」

「うん……………ん?、へぁ!?」


寝ぼけていたらしいAは何とも寝起きの声で頷くも地に足が着いてない感覚に首を傾げ目の前の広い背中から顔を離した

川西「あぶねっ…、」

いきなりの行動に落としかけるも何とか体勢維持した川西は腰を下げゆっくりとAを背中から下ろした

迷惑掛けた、重かったでしょう、と頭を下げるA

寧ろ軽すぎました、と思った川西であった

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作者名:あめんこ | 作成日時:2021年4月17日 12時

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