瀬見さんの秘密 (ページ7)

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傷七つページ7

あれから私達は何も話さずに

私の家へと辿り着いた

まずはとシャワーを浴びる

先に入ってきて、と言ってくれた潔子先輩の

言葉に甘えて私が先に、

そしてその後に潔子先輩

ことん、と紅茶の入ったマグカップを

自分の前、

そして潔子先輩の前に置いて本題について。

｢私と紗奈ちゃんで作りに行った時ね … ｣

- 清水潔子 side

｢ ____ 清水先輩って綺麗ですよね

でも、ここは私のものになります

だから、変なことしないでくださいね｣

彼女が烏野男子排球部のマネージャーに
なってから初めて2人っきりになった

最初こそ楽しく話していたけれど、
目付き、そして雰囲気が変わった彼女の
口から出たのはそんな言葉だった

｢ … … 何を、言ってるの？｣

｢聞こえませんでした？此処は、私の …
" 私だけの居場所 " なんです、
瀬見先輩諸共、消えてください｣

｢ … 部員目当てなら即刻、帰って。
ここは日本一を … 全国を、
目指してる皆が居る、それを応援する
マネージャーの居場所だから｣

戻ろう、そう言って私達は何事も無かった様に体育館へ戻る
Aちゃんの所へ駆け寄る彼女

私は気が抜けて、壁に背をつけた

｢こわい … ｣

その呟きを聞かれていたとは知らずに、私は試合を見ていた。