瀬見さんの秘密 (ページ6)

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傷六つページ6

「大丈夫です、先輩は守ります」

多分、先輩は何かされた。
けど、守るから、… もう後悔はしたくない

「行きましょ！」

人それぞれに濃さを合わせたスポドリ
籠に纏めて体育館に戻る

第3セット休憩
部員に渡していき、紗奈ちゃんの所へ行く

「スコア、変わるよ～」

「ありがとうございます！」

渡す時に、これで大丈夫ですか？
なんてノートを見してくる

うん、合ってるよ
と言えば、良かったです～なんて
緩い口調

某小説アプリとか某漫画とかで見る
ぶりっ子体質では無いけど

でも、嫌だなこの感じ。

ありがとう、と笑って
始まる第3セット後半戦

あっという間に烏野マッチポイント

「日向くん、速い … ！」

青城6番のスパイクに触れた日向くん
素早くネットの端から端に移動する

( やっぱり、凄い … ！ )

ピピーッ

試合終了の合図

「ありがとうございましたァ！！」

青葉城西との練習試合は幕を閉じた。

「ごめんなさい、先に帰ります！」

そう言って頭を下げる紗奈ちゃん
大地先輩は分かった、お疲れと言って帰した

私達は烏野の体育館へ戻って
少し動いてからミーティングをした

皆が制服に着替えてる間
先に着替えていた私と潔子先輩は片付けして
体育館の鍵を閉めて武田先生に預ける

「 … 潔子先輩、」

「 Aちゃん今日一緒に帰ろうか」

( … 紗奈ちゃんの事だよね )

「あ、私の家泊まりますか？」

積もる話もあると思います、と
理由を付けて。

確か今日はお兄ちゃん帰って来ないって
メッセージが入ってたし
お母さんも残業あって泊まりって

だから誘った
渋々頷く潔子先輩

「お疲れ様でした！また明日！」

いつの間に戻って来ていた大地先輩達に
声を掛けて私と潔子先輩は帰路に着く