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力くんと久志くん、潔子先輩を連れて私は保健室へ足を動かした
未だカッターは刺さったままに、タオルを周りに巻いて血を吸い取る

「 …Aちゃん、もしかして、」

しぃ、と合図をするように、私は指を口に当てて微笑む

「 先生、失礼しますね 」

私の代わりに力くんが名乗ってから挨拶をして保健室へと足を踏み入れた

腕にカッターが刺さり、白かったタオルを真っ赤に染めている私を見た保健医は、目を見開く
そして、受話器を手に取るとなにかに電話をした

…救急車、でも呼んだのかな。

「 Aちゃん、今から病院に行きましょ。私が応急処置した所でその傷の血は止まらないわ。何があったかはその後聞くわね 」

「 …はい。」

どうやら連絡をしたのは救急車にでは無く、校長にらしい。

「 …貴方達も一緒においで。私の車で行くから。」

保健室前のホワイトボードに外出中を記入した先生は鍵を閉めて下駄箱へ向かう
私達と一緒に校舎入口で靴を履き替えると病院へ車を走らせる

その間、私達は誰一人として口を開かなかった

結果的に、止血をした後縫う事になった私の腕
と言っても、小さめに4針5針程度。

麻酔を打たれて私の意識は朦朧とする中で、痛みを感じる事は無かった


力くんは大地先輩に今日はもう戻りませんと連絡したようで、私達は近くのファミレスへと寄る

荷物も置きっぱだから後で学校には戻らないとだけどね、なんて笑う先生は何だか同い歳の様で親近感が湧くと同時に可愛かった

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心羽(プロフ) - まじで春田さん最低…主さん続編も楽しみにしてます。話もごちゃごちゃじゃなく、読みやすいです。これからも頑張ってください。 (2021年8月8日 4時) (レス) id: 004f84b147 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あめんこ | 作成日時:2021年2月26日 22時

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