痛み四つ ページ13
あの後、蛍くんとは時間をずらして体育館に戻ると丁度ローテーション式の3対3の練習試合をする所だったらしく、
大地先輩率いる、蛍くん、忠くん
旭先輩率いる、夕くん、龍くん
がコートに立っていた
「 … Aちゃん、大丈夫 …?手当するから少し来て、記録は紗奈ちゃんと縁下に任せてあるから 」
「 … だめですよ、潔子先輩はここに居て下さい一人で行けます 」
迷惑掛けたくないのに、
なんでこんな … 。
あれ、でも … 苦しかった筈なのに
蛍くんは力が強い筈なのに
痛みを感じないのはなんでなんだろ 。
「 保健室に連れていきますね、清水さんはスコアお願いします 」
「 … 力くん、 」
「 … うん、わかった。Aちゃんをよろしくね 」
はい、と返事をした力くんは私の手を引っ張って体育館から出る
「 … 迷惑かけてごめんなさい 」
「 そんな事思ってるの、Aだけだよ 」
その言葉と共に繋がれた手
ぎゅっと離さないように離れないように。
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心羽(プロフ) - まじで春田さん最低…主さん続編も楽しみにしてます。話もごちゃごちゃじゃなく、読みやすいです。これからも頑張ってください。 (2021年8月8日 4時) (レス) id: 004f84b147 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あめんこ | 作成日時:2021年2月26日 22時