魔法学校 【ハイキュー！！】

『27話。』孤「…」『…』孤「…随分、強い魔法遣うね。」『…ありがとうございます？』孤「…女王は、誰にも使えない程の魔法を操るって…聞いた事ある。」『…流石、女王様ですねぇ。』 ページ28

朱雀Aside




『“あらゆる生あらゆるものの目指す所は死である。”(The goal of all life is death.)どうせ、死んじゃうんだから。』

ヤベ、名言 言っちゃったかも、私。←

グッ と唇を噛み締めた彼は、軽く笑った。

月「じゃあ、正々堂々 一騎討ちでも する？」

『…へぇ、私に一騎討ちを申し込む と。』

ギュッ と 双剣を握り直す。

月「…そう言うこと。」

眩い光を纏う刀を手にした月島。

『…合図は如何する？あんたが召喚した奴に頼む？』

月「…嫌、あの時間が、ゼロになったら。」

一刻一刻と時を刻む巨大な時計。

私は、十分に距離を取る。

そして、時は満ちた。

カチッ と時計の針が動いた。





踏み込んで、1秒。








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爆音が鳴る、それは 私の後ろ…

キィィンッ






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『あっぶな。』






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月「…へぇ、良く視えてるじゃん。」









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爆音の正体、それは 月島が私の背後に回り込んだ音だった。

それを、しゃがんで避け 剣を振るうも、月島の剣により 弾かれた。

キィンッ と耳障りな金属のぶつかり合う音が響く。

歓声も聞こえない位に、激しく 火花も散っている。

そこに聞こえた一つの音。

それは、聞き飽きた 魔法演唱の音。

私は、その発信源を見て 顔を歪める。

月「…よそ見してる暇あんの。」

冷たい声と鋭い攻撃。

勝利を確信したかの様な表情を見せる月島。

『…魔法有り、助っ人も有りなんだ。』

全て剣で受け止め交わしながら言う。

月「…無しとか、一言も言って無いケド？」

『そう。安心した。』

私は、笑う。

『…君の負けだ。』

月島が召喚していたらしい…双子の美少女と美少年は掌を私に向け魔法を放つ。

一瞬で視界が白く染まる。

当たる。









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そう誰もが思ったであろう。









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当たるよりも先に、

『stop。』

カチッ と何かの音がする。

止まった時間の中、唯一動く存在が有る。

『…月島って、実は馬鹿だったのかなぁ。』

クスクスと笑いを零す。

私は、月島の背後に回り込み 演唱を始める。

時間が止まっている間、攻撃などから身は防げるが それは相手も同じで 此方の攻撃も当たらない。

それなら、此方の魔法が発動するその時に 解除すれば良い。

簡単な話。









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『28話。』孤「…時間操作はチートだよね。」『…極稀に、効かない相手も居ますが。』孤「…ゲーム内では、かなり便利な魔法。」『…そのゲームって！』→←『26話。』夜「及川も決勝らしいぞ。」『……マジですか…』夜「及川vs牛島だ。」『…ジャパンは決勝だと思ってました。』

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