コルチカムの少女 (ページ16)

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ソノ１３ページ16

シグマside

マサイ「シグマ、大丈夫か？」

『へーき。
それより、あんたこそ大丈夫なの？めっちゃ震えてたけど』

マサイ「正直もう勘弁。あんなん、ﾀﾋぬかと思った」

『でしょうね。
あと、ありがと。あの時、受け止めてくれて』

マサイ「別に良いよ。お前、軽いし」

「でも、ちょっと肩貸して」と言って、マサイが私の肩に寄りかかり、はぁと大きく息を吐き出した。

私の手を握るそれも、まだ震えてる。

それもそうだ。

めっちゃビビりなはずのこいつなら、普段なら大声出して逃げるのに、
それをよく我慢してくれた。

というか、さっき刃物を刺してきた時、
座高が少し低めの私で刺さらないスレスレの高さなんだったから、
それこそシルクとかがこの位置に座ってたら…………。

いや、考えるのはやめよ。

とりあえず今は、みんな無事なんだし。

にしても。ここはなんだ？
対面式の状態で配置されてるソファとか、見た感じ応接室？

ンダホ「シグマ。さっきのあいつらはなんだっの？」

ダホが寝転んだ常態のまま聞いてきた。

そーいやー、全員にこれ説明しなきゃな。

あー、どれから話せばいいんだ？

あと………こんな時に言うのもなんだけど、ダホちょっと痩せた？

『あーっと……。んならちょっと聞くけど、
あんたら、異世界って分かる？』

ぺけ「異世界？」

モトキ「漫画とかで出てくるあれだよね？」

だいたいのメンバーは分かってる感じだけど、そういったやつに詳しくないダホは(。´･ω･)ん?って感じだった。

『そうそう。まぁ、簡単に言うと普段とは違う別の世界のことね』

シルク「ダホ、分かるか？」

ンダホ「ん〜。なんとなく？」

『まぁ、ふんわりとわかってる位で良いよ。
んで、問題はここから。

単刀直入に言うと、今私たちはその異世界にいる』

マサイ「………は？」

ンダホ「どーゆーこと？」

『どうもこうも無いわよ。
私たちは、誰かが作ったこの異世界に閉じ込められてんの』

・・・

「「「はぁ！！？」」」

ぺけ「うぇぇ！？ちょっなんで！？」

シルク「そんなん、俺らどーやって入って来た！！？」

マサイ「誰かが作ったって、どーやって！？」

モトキ「ちょっ、お前ら落ち着け！」

『あーもー！うるっさい！あんたらShut Up!!
1個ずつ説明するから！』

「「「あ、はい」」」