晩御飯 ページ48
出水side
『そういや、晩御飯どうします?』
おれも米屋もシャワーを終えた後、一向に止む気配がない雨にどうしたもんかと悩んでいたら、
『なら、泊まっていきます?』と菅原が言ってくれたので、有難く今晩は泊めてもらうことにした。
(家には米屋の家に泊まるって言った)
ちなみに、着替えについては、何故か仕送りの中に入っていた菅原の兄ちゃんの服を借りた。
米屋「え?おまえ、料理出来んの?」
『失礼な。一人暮らし2年目ともなれば、自炊くらいやってます。』
出水「んで、どうしようったって、冷蔵庫に何があるんだ?」
『んーっとですね。』
キッチンへと向かい冷蔵庫の中身を確認する。
『先輩方、パスタと米がありましたけど、どっちがいいですか?』
米屋「んじゃあ、おれパースター。」
出水「おれもパスタでいいや。」
『わかりました。味は何がいいとか希望ありますか?』
「「特になし。」」
『なら、丁度良くミートソースの材料があるので、ミートソースパスタにしますね。』
出水「あ、なんか手伝うことあるか?」
『いえ、大丈夫です。強いて言うなら、晃がこっち来ないように遊んでやってください。』
出水「了解。」
ふと足元を見れば、遊んでくれると察した晃が猫じゃらしを咥えて、「遊べ」と言わんばかりに見つめてくる。
出水「はいはい。猫様の仰せのままに。」
そういやー、米屋はどこいっ………。
ソファで景の椅子になってた。
ー ー ー ー ー
〜数十分後〜
『お二人共ー、出来たのでそっち持ってってくださーい。』
米屋「へーい。って、スゲー!うまそー!」
出水「へー。上手いもんだな。」
『へへへっ。』
菅原に呼ばれてキッチンへと行けば、そこには三人分の美味そうな料理が並べられていた。
料理はパスタの他にも、コンソメスープにポテトサラダも作られている。
『それじゃあ、ご飯の前に。
景ー、晃ー、柚ー。ご飯だよー!』
景 Σ(๑°ㅁ°๑)
晃「んなーう!」
柚「にゃーん」
ご飯という言葉を合図に、あの寝ていた景でさえ驚きの速さで菅原の元へ集まった。
その時、景の腹が左右に揺れていたのは言うまでもない。
そういや……。
女子の部屋に泊まる上に手料理が食べられるのって、最高じゃね?
( ˙-˙ )✧
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澄葉夜(プロフ) - 読者の皆様、今日も作品を読んでいただきありがとうございます。さて、プチ企画の〆切まで残り6日となりました。ぜひ、多くの方の参加をお待ちします。なお、詳細は「お知らせ5&プチ企画」のページをご覧下さい。 (2019年2月22日 1時) (レス) id: f7693f343f (このIDを非表示/違反報告)
澄葉夜(プロフ) - フルーツヨーグルトさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!頑張ります!! (2019年1月8日 16時) (レス) id: f7693f343f (このIDを非表示/違反報告)
フルーツヨーグルト - 続編おめでとうございます!!すごく面白いです!!!頑張ってください!!! (2019年1月8日 16時) (レス) id: 6500d8f78f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澄葉夜 | 作成日時:2018年12月21日 8時