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シャワー中 ページ47

出水side

米屋「てか、弾バカ。ここに来る前といい、さっきといい、なんでそんなにも動揺してんだ?」


ギクッ


出水「い、いや別に。ただ、いくら同じ隊のやつでも、あいつ危機感がなさすぎというか…その…。」

米屋「!おまえ、この前の旅行の時に聞いたあの話が気になってんだろ?」( ゚∀ ゚)ハッ!

出水「んな!んなわけないだろ!?」

米屋「いや。図星だな。」


こいつ…。バカなくせに、なんでこういう時の感はいいんだよ…。


まぁ、槍バカの言う通りで、この前の温泉旅行に行った時に聞いた菅原のあの話が気になってしょーがない。

同じ隊として、ああいうことを言ってくれたのはうれしいものだが、まさかあそこでおれの名前が出てくるとは思わなかった。


六頴館の1年学年首席で、周りのやつらに慕われていて、兄思いで、スポーツもまぁまぁできる。
そのうえ、ボーダーとしての腕も折り紙付きで、A級1位の部隊にふさわしい実力も持っている。


そんだけとんとん拍子にそろっていりゃあ寄ってくる男も多いわけで、あいつからしたら付き合える男なんてより取り見取りなわけだ。


あの時は付き合うならっていう話だったが、おれも17歳の高校生なので「もしもの話」でも、「まさか」と考えちまう。


米屋「で?実際のところどうなんだよ?」ニヨニヨ

出水「いや。何もねーよ!」

米屋「でもあいつは、付き合うならおまえがいいって言ってたじゃん。」

出水「付き合うなら(・・・・・・)の話だろ!?」

『何の話してるんです?』

出水「どぅおぁ!!?」


びっくりした。話に集中しすぎて、全然気づかなかった。


シャワーから上がってきたそいつは、黒のTシャツに短パン、白のラインが入ったパーカーという、ほぼ黒ずくめの格好で出てきた。

髪の毛は半乾きなのか若干濡れてる。


出水「いや。もう1匹いるって言ってた猫がどこにいんのかな〜って。」

『?景ならそこのソファーでさっきから寝てますけど?』

米屋「え?あの茶色いクッションみたいなやつ、猫なの?」


槍バカがこういうのも無理はない。

体の大きい景がごめん寝をしている状態なためか、パッと見、丸いクッションに見える。


『で、お次はどちらが入ります?』

出水「んじゃあ、おれから入るわ。」

『わかりました。あ、制服は洗濯機の中に入れちゃってください。
あとで、乾燥機かけますので。』

出水「おう。りょーかい。」


…とりあえず、シャワー浴びて落ち着こ。

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澄葉夜(プロフ) - 読者の皆様、今日も作品を読んでいただきありがとうございます。さて、プチ企画の〆切まで残り6日となりました。ぜひ、多くの方の参加をお待ちします。なお、詳細は「お知らせ5&プチ企画」のページをご覧下さい。 (2019年2月22日 1時) (レス) id: f7693f343f (このIDを非表示/違反報告)
澄葉夜(プロフ) - フルーツヨーグルトさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!頑張ります!! (2019年1月8日 16時) (レス) id: f7693f343f (このIDを非表示/違反報告)
フルーツヨーグルト - 続編おめでとうございます!!すごく面白いです!!!頑張ってください!!! (2019年1月8日 16時) (レス) id: 6500d8f78f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:澄葉夜 | 作成日時:2018年12月21日 8時

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