練習試合2 ページ25
Aside
米屋「うぉっ!でっけー!」
三輪「騒ぐな陽介。落ちるぞ。」
突然の団体客で準備中の人達の視線が一気に刺さる。
恋藍「すみません。お隣、失礼しても宜しいでしょうか?」
?「え?あ、はい。」
恋藍「ありがとうございます。」ペコ
恋藍さんが観客席にいた地元?の男性方2人に軽く挨拶をしたのを見習って、私も軽く頭を下げる。
(後でわかったけど、烏野のOBの方達だったらしい)
菅原「Aーーー!!」
ギクッ。
ゆっくり声のする方へ向くと、満面の笑みで、手をブンブンと振り回してこっちを見るお兄ちゃんの姿がいた。
太刀川「え?あれ、お前の兄貴?」
『……はい。』ノシ ヒラヒラ
出水「なんか、もっと静かな人だと思ってた。」
『なんか、所々残念なんですよ。あの人は。』
そこを除けばかっこいいのに……。
?「え、夏蓮!!!??」
夏蓮「あ!おにーーちゃーん!!」
(*'∀'*)ノシ
夏蓮ちゃんが手を振る先には、白色のユニフォームを着た男性。
あの人が夏蓮ちゃんのお兄さんかな?
なんか、眉毛が若干似てる。
恋藍「へぇ〜。夏蓮ちゃんのお兄さんはリベロか。」
歌川「リベロは、確か守備を専門とするポジションでしたよね。」
恋藍「そうそう。
ルール上、アタックとかブロックができないっていう制限があるけど、"落としてはダメ"っていうバレー競技の中では、これ以上に無い頼もしいポジションだよ。」
古寺「そう聞くと、ガンナーっぽいですね。」
恋藍「まぁ、確かに。」
当真「スゲーな。お前の兄貴。」
夏蓮(。・ω´・。)ドヤッ
迅「なぁ、他にどんなポジションがあるんだ?」
恋藍「ん〜っと。
一つは、攻撃の主軸に要になる、私らで言うアタッカーみたいなポジションがウイングスパイカー。
んで、ブロックを飛んだり、アタックで点を取ったり、時には囮役にもなるオールラウンダーみたいなのが、ミドルブロッカー。
そして、そのアタッカー達にトスを上げるスナイパーみたいなやつがセッターね。」
風間「なぜ俺らのポジションで例えた?」
恋藍「その方がわかりやすいかなって思って。」
…確かに。
と、気づいたらコート内の2チームは円陣を組んでいた。
黒尾「ー俺たちは血液だ」
……ん?
黒尾「滞りなく流れろ 酸素を回せ "脳"が正常に働くために。」
黒尾「行くぞ!!」
「「「あス!!」」」
太刀川「……か、」
太刀川・出水・米屋「「「かっけぇ!!」」」
18人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
澄葉夜(プロフ) - 読者の皆様、今日も作品を読んでいただきありがとうございます。さて、プチ企画の〆切まで残り6日となりました。ぜひ、多くの方の参加をお待ちします。なお、詳細は「お知らせ5&プチ企画」のページをご覧下さい。 (2019年2月22日 1時) (レス) id: f7693f343f (このIDを非表示/違反報告)
澄葉夜(プロフ) - フルーツヨーグルトさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!頑張ります!! (2019年1月8日 16時) (レス) id: f7693f343f (このIDを非表示/違反報告)
フルーツヨーグルト - 続編おめでとうございます!!すごく面白いです!!!頑張ってください!!! (2019年1月8日 16時) (レス) id: 6500d8f78f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:澄葉夜 | 作成日時:2018年12月21日 8時