★〈出会い〜プチハプニング〉 ページ11
シグマside
きっかけは、2016年の春。
私は東海オンエアとコラボのため、シルクとンダホに付いてって、愛知県の岡崎市まで来てた。
東海メンバーには、「マジで女の子いる……」って驚かれた。
もちろん、りょう君もその1人で、目をまん丸にして驚いた時の顔は今でも覚えてる。
で、対する私は、初対面で年上の男性というのにちょっとビビってたのか、
ンダホかシルクかあやなんにずっと引っ付いてた。
でもそれを見兼ねてか、りょう君が打ち解けれるよう声をかけてくれてた。
それに加え、まだ当時は仕事をしていた彼とその関係で話が弾み、結構盛り上がった。
……だが、その時はそれで終わった。
そして、その後日。
新宿駅近くでイラストの仕事があったので、
その近くのコインパーキングに車を停めてた。
で、意外と話がスムーズに進み、予定より早く終わったから、『ちょっとスタバでも行こ〜』なんて駅に向かってた。
(…………ん?)
めっちゃ見知った顔がいる。
しかも、あの身長の高さといい、あの細さの人物はそうそういない。
『りょう…………………君?』
りょう「あれ?シグマちゃん?」
そう。りょう君がスマホ片手にウロウロしてた。
しかも困り顔で。
『なんか困ってるようですけど、どうかしました?』
りょう「うん……。実は、ここに行きたいんだけどさ」
と、スマホの画面を見せてくれた。
そこには、○○ビルと住所が書かれてる。
私はそのビルの住所を見た瞬間、ピンッと瞬時に把握した。
『りょう君。これ、ほぼ真反対の改札から出た方が良かったですよ』
りょう「え!マジか……」
マジです。りょう君。
その時、私たちがいたのは中央西口。
目的地への改札は東南口から出た方が早い。
……まぁ、慣れてなければ無理もないよね。
私だって、気を抜くと迷う時あるし。
りょう「うわぁ、どうしよう。これ、戻るにも時間かかるよね?」
『かかりますね』
りょう「しまった。ミスった……」
明らか様にしょぼんとしてた。
りょう君のこんな姿レアだな………………って違う。
『ちなみにですが、りょう君。あと、何分で到着しなきゃいけないですか?』
りょう「15分」
ちらっと、りょう君のスマホを見返す。
……………よし。
『りょう君。私、ここの場所知ってるので送ります』
りょう「え!?いやいやいや、そんなの悪『悪いとか言ってる場合じゃないです。飛ばせば間に合いますから』……えぇ」
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Sasami1203(プロフ) - 作品面白いです!!続きが気になります!!私も最近東海オンエアさん達をみるようになりました!! (2022年10月17日 1時) (レス) id: 5393d11b8f (このIDを非表示/違反報告)
Sasami1203(プロフ) - 再開するのを楽しみにしています!お忙しいとは思いますが、頑張ってください!! (2022年10月17日 1時) (レス) @page22 id: 5393d11b8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澄葉夜 | 作成日時:2020年5月13日 3時