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「…という夢を見たんだ」
彼曰く、雪が降っている山の中で誰だか分からない女の人を抱えていたという。その女性の顔も、目が覚めてからは思い出せなくなっているらしい。
覚えている部分は少ないからこれ位しか話せんがな、と苦笑いをする煉獄さん。
…でも、私にとってはそれどころでは無くなった。
彼が話してくれた"夢"の内容は、私が半月ほど前に見た夢と全く同じものだったからだ。聞いているうちに何処か引っ掛かる部分はあったが、まさか始めから最後まで同じとは……。
そしてお互いに相手の顔は思い出せないと。
「あの日君とすれ違った時、不意に頭の中にその夢が流れて来たんだ。それでつい腕を掴んでしまって…」
本当にすまない、そう言って頭を下げる煉獄さんに私は慌てて
『顔を上げてください…！もう気にしていませんよ』
そう言って笑いかけると、彼も笑い返してくれた。
この時に少しだけ、本当に少しだけ、煉獄さんとの距離が縮まった気がした。
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西野飛花 - はじめまして。西野飛花と申します。スイートポテトさんの作品、大好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (2020年8月9日 11時) (
レス) id: adc04cecc6 (このIDを非表示/違反報告)
純白 - 新作おめでとうございます。きっかけとなる物語と短編集の方も両方楽しみにしています！これからも応援しております。 (2020年8月9日 9時) (レス) id: c7fba8ce54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイートポテト | 作成日時：2020年8月9日 8時
