殺戮の天使ちゃんと死の外科医 (ページ7)

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殺戮6 ページ7

ロー｢くそ…しくった」

数時間前

ベポ｢せんちょー！島！！島が見えた！！」

ロー｢……よし、上陸しろ！！」

自分は、何故この判断をした

いつもなら絶対にしないこの判断を

多少なりとも、島になんらかで引き寄せられたのだろう

シャチ｢船長！上陸できました！いますが島の様子を確認してきます！！」

ロー｢いや、良い。俺が、1人で行ってくる。」

ベポ｢ええっ！？危ないよ！？」

ロー｢俺は小さい子供じゃねえんだ1人で行ける。それに俺にはこの妖刀、鬼哭があるからな」

自分の刀剣を手にかける

ベポ｢わかった…気をつけて…！」

ロー｢ふっ、お前らこそ勝手にこの島に降りるなよ。」

そう言い自身の部下たちに背を向けて歩いた

そして数分後

この島には異様に発達していた建物が一個あり中を拝見しようとした時

_____｢おっと、困るね。…ん…？君は……まぁ良い。少し眠っていただけるかな？」

俺はそいつの姿を見る前に気絶させられ目を閉じた

気がついたら建物の中にいる

眠っていた椅子から立ち上がり周囲を見渡し、部屋を探索する

自分の刀剣は背中から無くなりアイツに持ってかれたなと察した

そしてこの建物は海楼石で出来ていると言うことにも気づいた

力は抜けるほどではない…が、海楼席であることには違いないので能力は使えない

ロー｢チッ、とりあえず…」

言葉を言おうとした時だった

どこからかチリンと風鈴が鳴るような音が聞こえた

ロー(ここのやつか……！？)

そう思い自身が先ほど眠っていた部屋を見ると

金髪の少女が出てきた

ロー(っ……！)

思わず息を呑む

少女は美しい髪を靡かせながら部屋を出て独り言を呟く

これほどまでに、あまりにも美しい姿だった

だが、相手の正体がわからないので警戒はとかない

そこからずっと少女の動向を探っていたがすぐ少女がこの建物の関係者ではないことに気づいた

そして______

_________最下層の彼女“達”は生贄になりました

「お前は今、満ちた顔をしやがったな」

『……A・ガードナー……』

A屋と別れ､部屋を少し探索する

この時のローは知らない

この先、この少女が自身にとって必須な存在になることを_____