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逆ナン ページ33

及川side

女「ねえ、1人なの?なら私と一緒に回らない?」

及川「すいません。俺、今急いでるんですよー。」

女「えー、そんなぁ」

 さっきいた人があきらめたと思ったらまただよ・・・何人目かな。Aを探しに行きたいのに・・・あいつも気付いたらいないし。このままじゃ・・・

及川「あいつにさき越されちゃうじゃん。」

女「え?」

及川「すいません。俺、もう行きますねー。」

女「ちょっと・・・」

 いるとしたらお化け屋敷の辺りだよね・・・

 ・・・いた。

 あの赤髪に抱きしめられて。



貴方side

渚「僕達何か飲み物買ってきますね。」

 カルマ君に話を聞いてもらって、お化け屋敷を出て、渚君と茅野ちゃんに会えて。

 そして今、渚君と茅野ちゃんが飲み物を買ってくるって言ってカルマ君と2人きり。

 私の隣に貴方はいない。ねえ徹、どこにいるの?私を探してはくれないの?

業「・・・見つけられるの、及川さんがよかった?」

貴方「そんなこと、無いよ。カルマ君が来てくれてよかった。」

 これは、嘘じゃない。あんなに探してくれるなんて、嬉しかった。

業「そう・・・ならよかった。(微笑)」

 カルマ君がやわらかく笑った。今まで見た中で、1番。

貴方「でも情けないね・・・私高校生なのに。」

業「でも、もうすぐ中学生でしょ?」

 そうだ。私、中学生になるんだ・・・

貴方「そうだったね・・・じゃあ、同い年?」

業「・・・メ?」

貴方「え?」

業「やっぱり、彼氏に年下は、ダメ?」

ぎゅ

業「ねえ、及川さんやめて俺にしない?俺だったら・・・及川「Aを離してくれない?」

貴方「徹・・・」

 やっと・・・来てくれた。

及川「ごめんねA。及川さんダメだね・・・貴方「そんなこと、無い。でもちょっとでいいからカルマ君と2人で話をさせて。」

及川「わかった。」



貴方「カルマ君、ありがとう。でも私やっぱりとお業「わかってる。でも俺、いくら振られてもあきらめないよ。これからはクラスメートだし、覚悟してね。」

貴方「覚悟してる。」

業「じゃあ、俺は帰るね。あ、殺せんせーのことは渚君に聞きなよ。色々聞けるから。」

貴方「うん。ほんと・・・ありがと。」

業「じゃあねー。」

 カルマ君らしいな。覚悟しないと。次は・・・徹だ。



貴方「あのね・・・徹、私転校するんだ。」

及川「え?どこに?」

貴方「椚ヶ丘高校。」

 別れちゃうんだろうな・・・ごめんね、徹。

別れ→←安心



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作者名:黒研&いちご煮オレ☆ x他1人 | 作者ホームページ:http://腐女子のホームページを見る奴がどこにいる。  
作成日時:2015年1月1日 18時

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