消毒 ページ25
貴方side
貴方「ちょっと徹！痛いって！離して！」
及川「・・・あー、ごめんねー。」
徹に腕を掴まれて体育館から体育館裏に移動した後、やっと手を離してもらえた。
・・・赤くなってる。
及川「ねーねーAちゃんさ、あの赤髪君のこと、どう思ってるの？」
あれ？さっき怒ってるように見えたのに。気のせい、だったのかな？
赤髪君ってカルマ君のことだよね？
貴方「え？別にいい子だなーｔ(ダンッ
貴方「徹！？」
・・・壁に押し付けられてる。これは壁ドンなんだろうけどマンガとかで見るような雰囲気じゃない。さっきまでの徹と雰囲気が全く違う。
及川「・・・嘘はいいよ。正直に話して。」
貴方「え？嘘なんかついてないよ？」
及川「なんで隠すの？あの赤髪君とキス、してたでしょ。俺みちゃったんだよね。」
あれ、見られてたの？
貴方「それは・・・」
及川「ねえAちゃん、俺とあの赤髪君・・・どっちが好きなの？」
貴方「そんなの徹に決まってる。」
及川「へえ、いったね。」
貴方「んっ」
噛み付くようなキス。こんなことされたことが無い。
及川「っとりあえず消毒。でも、ほんとに俺のほうが大事、なんだよね？」
貴方「決まってるじゃん。」
及川「じゃあ何でキスなんかしたの？」
貴方「えっと・・・」
必死に記憶を手繰り寄せる。今の徹に嘘をついたら絶対、嫌われる。嫌だ。
貴方「たしか・・・反則・・・だとか言われて気付いたらキス、されてました。」
及川「ふーん・・・それで？何で頬引っ張り合ったりまでしてたのかな？」
あ、そこも見てたんだ・・・えっとその後・・・
貴方「冗談だろーけど誘ったのが悪いとか、私にカレシがいるとか知らないけど絶対に俺のにしてみせるとかって言われました。それで年上をからかうなって感じでああなりました。」
及川「・・・あのガキンチョそんなに及川さんにケンカ売りたいのかぁ。へぇぇぇ。」
わぁ、徹の笑顔が黒いよ。激おこだよー。
及川「じゃあ・・・Aはホントにあのガキンチョのことは何にも思ってないんだよね？」
貴方「うん。私が好きなのは徹だけだよ。」
及川「・・・よかった。じゃあ、これから言うこと、できるよね？」
貴方「え？」
及川「ただいまー、岩ちゃん。」
貴方「////」
及川「どうしたのA？」
皆見てるのに手ぇ繋いだままで落ち着けるか！
及川「ねえねえ」
貴方「何？んっ」
キスまでする！？
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作者名：黒研&いちご煮オレ☆ x他1人 | 作者ホームページ：http://腐女子のホームページを見る奴がどこにいる。
作成日時：2015年1月1日 18時
