story.. 04 ページ6
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さて、" アイツ " の事件も終わった頃だ。
やっと一息つける、と、京治は本を読んでいた。
私はのそのそとココアを持ってきて向かいに座れば、もう一つのマグカップを渡す。
「 コーヒーいる? 」
「 あ、いる、ありがとう 」
そう言いながら、本から視線を離さない京治。
返事はするも、集中しているのだろう。
そっとしておこう、そう思いながら、ココアを1口啜った。
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どのぐらい経っただろうか。
前々から読んでいた長編小説を黙々と読んでいるうち、時間に気が付かなかった。
顔を上げて時計を見れば、叶夢とAが出ていった時間から、既に2時間が経過していた。
只今の時間は10時。
小説を畳むと、近くにあったコーヒーに気がついた。
すっかり冷めてしまったそのコーヒーを1口啜れば、周りを見渡した。
カチ、と静かなリビングに、時計の秒針を刻む音だけが響く。
ふとソファに目線が行くと、少しだけ黒い物が見えた。
少し不思議に思い近づけば、その正体は、スヤスヤと寝息を立てて眠りこけているAだった。
俺はソファにもたれるように座れば、口は半開きで、すっかり無防備なAの髪を撫でた。
相手の唇に自分の唇を重ねれば、ちゅ、と、立てようと思わないが、リップ音が立つ。
俺は立ち上がると再び席に座り、冷めてしまったコーヒーを飲みながら、小説を読み始めた。
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洸樹*(プロフ) - もふもふマフラーさん» マジですか…ッ!!ありがとうございます、! (2016年2月5日 23時) (レス) id: 3eabe1d219 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふマフラー - この物語いっつも楽しみに、してます!がんばってください! (2016年1月20日 18時) (レス) id: 53d6116b8a (このIDを非表示/違反報告)
洸樹*(プロフ) - 冰夊さん» 喜んでくれて光栄です、(*'-')b…!!ありがとうございます! (2016年1月17日 12時) (レス) id: 3eabe1d219 (このIDを非表示/違反報告)
冰夊(プロフ) - 続編おめでとー!やった!やった、続編出たぁ! (2016年1月17日 2時) (レス) id: 7947d9862f (このIDを非表示/違反報告)
洸樹*(プロフ) - sweet rabbitさん» ありがとうございます、^^*コメントありがとうございます、頑張ります(*'-')b (2016年1月16日 12時) (レス) id: 3eabe1d219 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すふれ@ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kookihqlove/
作成日時:2016年1月16日 7時