【ut】浮気性の貴方２ (ページ43)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:17,683 hit

#38 この幸せが続いて欲しいページ43

You side

「久しぶりにええかもな」

明日行こうと言ってくれた。
嬉しい、本当に嬉しい。

「明日何処がええ？」

『明日は...』

2人で考えて、寝ることにした。

ー翌朝ー

『んん...あれ...？』

鬱くんがいない。
いつもなら隣にいるはずの彼がいなくて不安になる。

私はすぐさまリビングへと向かう。

『鬱くん…？』

「あ、Aちゃんおはよ」

『鬱くんおはよう、何作ってるの？』

まさか鬱くんが作ってたとは...。
嬉しいな、久しぶりに食べるかも。

「内緒やで、先座っててな」

そう言われ、私は出来上がるのを待っていた。

－数分後－

「出来たで、スクランブルエッグとトーストとスープやで！！」

自信満々に言う鬱くんがどことなく可愛くてつい頬が緩んでしまう。

料理はとても美味しそうで、レストランとかよりも絶対に美味しいだろうなと思いながら口に運ぶ。

「...どう？」

不安そうに眉を下げる鬱くん。
何もう可愛すぎる。
うちの夫可愛んだけど！

てかめっちゃ美味しい。
やっぱり私より料理の才能あるよね、鬱くん。

『めっちゃ美味しいよ！』

「よかったぁ...不味いんかなってめっちゃ心配やったわw」

『大丈夫だよ、鬱くんが作る料理はなんでも美味しいもん』

「はあ...そんなこと言ってくれるんAちゃんだけやわ」

ずっとこの幸せが続いて欲しい。
私はそう祈るばかり。

鬱くんの元カノさんと会うまでは。

鬱大先生の元カノに会うまであと...

３日。