第四章第二十二話 ページ22
０時前、パクノダはゴンとキルアを連れてリンゴーン空港に来た。
しかし、三人だけではなかった。
その後ろからはヒソカも来たのだ。
ヒソカはただクロロと闘いたいだけだったためパクノダ達と一緒に飛行船に乗せ、飛び立った。
そして、とある岩山に到着する。
私達は飛行船から出ると、パクノダ達も飛行船から出てき、人質交換が開始される。
「ゴン〜！！キルア〜！！」
二人がこっちまで来るとすぐに抱きつく。
「無事でよかった〜よかったよ〜！！！」
「大袈裟だなぁ」
そんなこんなで飛行船に乗り込むとすぐにその場から離れた。
下にはクロロとヒソカが対面しているが、クロロは今、念能力を使えないからヒソカはきっと闘わないだろうな。
「クラピカ。」
「危険な目にあわせてすまなかったな。」
「ううん。団長に鎖を刺せたんだね。」
「ああ、だがこれで解決したわけではない。」
★
「クラピカ、体調どう？」
クラピカの部屋をノックすると、レオリオが出てきた。クラピカの体調を聞く。
「全然熱が下がらねぇ。けどぐっすり眠ってるからとにかく休ませることだな。」
「そっか....。あ、これ！スポーツドリンクと新しいタオル！使って。」
「おお！サンキュ！」
レオリオはそれを受けとるとニカッと笑う。
「ゴン達とオークションのことで話あるからもう行くね。クラピカのことよろしく！お大事に！」
「おう！任せろ！」
レオリオは部屋のドアを閉める。
どこか寂しげなドア。
ボロボロの部屋だからとかそんなことは関係なさそうだ。
私はギシギシなる廊下を歩き、ゴンの部屋に行く。
部屋につくと中でモゴモゴと声がした。
さすがボロホテル。壁が薄いことで。
ノックをし、「はいるよー」と言ってドアを開けると「本当だろうな！？前に言ってた作戦の話はよ！！」とキルアの声がハッキリと聞こえる。
「ホントだって！あ！A！」
やっほーと手をふり、二人に近寄ると床に座る。
「ゴンの前に言ってた作戦のこと？」
「そうだよ！俺たちの予算は全然足りねーんだからお前の作戦頼みなんだぞ！？」
私の通帳合わせても無理だったのか〜と少しショック。
けど、グリードアイランドの値段の単位億だもんね。しょうがないか。
「でも五分五分だよ」
「最初はお前が70%って言ってたじゃねーかよ」
と話している二人だが私は一つ、気になったことがあった。
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2019年9月16日 17時
