第三章第三十話 ページ40
ゴンのライセンスを使ってハンター専用サイトに入る。狩人の酒場という見出しだ。
バーテンダーが情報屋で、カーソルを合わせて右クリック。
すごい量の情報が出てきて、グリードアイランドを探した。
「いいネタ頼むぜ。」
情報を提供するかわりに二千万取られる。
そして情報が流れてきた。
グリードアイランドは念能力者がつくった、念能力者しか使えないゲームらしく、オークションの落札価格が八十九億ジェニーと書かれていた。
「あはは。」
もう笑うしかない。
するとゴンは提案を出した。買うのではなく、売るのだと。お宝を探して競売に売るという作戦だ。うまくいけば稼げる。
グリードアイランドの入手難易度はG。つまり易しいということ。
頭をかかえるほどではないらしい。
「ふん....面白いじゃん。」
「絶対手に入れてやろうぜ！」
「おう！」
「よっしゃ！」
それから日が暮れるまで私達は掘り出し物を見つけ、片っ端から売っていった。
★
気づけば夜。
「残りいくら？」
「三人合わせて1084万ジェニー」
まんまと騙された私達はもう八十億は夢のまた夢になってしまったのだ。
そして二人は喧嘩しだすし....。
「よーし勝負だ！」
「おーやったら」
オークションまでの残り二週間でどれだけ多く稼ぐかで勝負するらしい。
「私、八十四万あったらそれでいいよ。お金貸して〜」
「は？言ってる意味わかってんのか！？」
８4万で何が出来るんだよ！？と頭をつつかれた。
「私はハンターだからね。」
「先にホテル戻ってるね〜」と八十四万だけ受け取り、その場を去った。
★
「はい、はい、では明日の十七時に...はい。失礼します。」
携帯をベッドに置き、よっしゃ！とガッツポーズ。
「明日の朝はドレス買いに行かないと....あと化粧品....。」
私はハンターとしてパーティーでの護衛をすることになったのだ。とある主人があと一人雇いたいと小耳に挟んでね！
この二週間は、いろんな主人の護衛をしてお金を稼ぐことにした。
ヨークシンは大きな街だから、毎日のようにお偉いさんがパーティーなどをしている。
護衛の仕事なんて山ほどあるのだ。
「よし！頑張るぞ！」
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2019年9月1日 14時
