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※上鳴目線
鬼沢は頭を俺の胸板にあずけ、『体育祭とかヒーロー基礎学で怪我させたし…』とボソッと言った。
「真面目か！いや、そういうことじゃなくてだな…日常生活でっていうか！」
俺があたふたしてると、鬼沢は『ありがと…』とこちらを見て言った。
『本当に…ありがとう…。』
そのありがとうは引き止めたことに対してのありがとうなのかヒーローに向いてると言ったことに対してのありがとうなのか、俺にはわからなかったが、１つだけわかることがある。
「…うん。」
鬼沢はヴィラン連合に行かないことを決意したことだ。
『あのさ…』
「ん？どうした？」
『暑いからそろそろ離してほしいんだけど…』
そういえば俺…
鬼沢に抱きついてるんだった！！！
「ごごご！ごめん！」と謝りながら鬼沢から離れる。
鬼沢は俺が離れると扇風機の方に行き、風に当たる。
『ねぇ、勝己大丈夫かな…？』
自分が狙われている状況のなか、爆豪のことを考えている鬼沢。
やっぱ、鬼沢は爆豪のこと好きなんだろうな。
「…大丈夫だって！あいつはタフだからな！そんな簡単にゃ捕まらねぇよ！」
自分の気持ちを押し殺し、俺は鬼沢の横に座った。
「それにもうすぐヒーローと警察も来てくれるだろうしな！それまでの辛抱だ！」
とそのとき、外から救急車や警察のサイレンの音が聞こえてきた。
「ほら！もう大丈夫だ！」
鬼沢の方を見ると鬼沢も少し安心しているようだった。
助けが来たんだ。
そして、ここの部屋のドアが開かれる。
開かれたドアには切島が息をきらし、何か言いたそうにしていた。
嫌な予感がする。
「…っ…大変だ…爆豪が！」
「ヴィランに攫われた…！！」
嘘だろ…？
「怪我人とは結構いてよぉ、とにかく今は警察のところへ…って鬼沢？大丈夫か！？」
横を見ると息が荒くなっている鬼沢。
汗がだらだらと異常なほどに流れ、過呼吸になっている。
ペタりと座り込み、立つ力さへない鬼沢
「鬼沢！」
俺は鬼沢を横にさせ、切島は救急の人を呼びに行った。
「ゆっくりだ！ゆっくり呼吸しろ！」
ヒュー、ヒューと呼吸を調えようとするが、全くおさまらない。
そして、
「鬼沢！しっかりしろ！」
鬼沢は意識を失った。
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
