期末テスト ページ3
授業中とか休み時間、上鳴は一言も私にしゃべることはなかった。
昼休みも、前だったら「鬼沢〜！」とか言ってすぐ駆け寄ってきたのに…。
そんな昼休みも終わり、相澤先生の授業となった
「そろそろ夏休みも近いがもちろん君らが30日間1ヶ月休める道理はない。」
「夏休み、林間合宿やるぞ」
林間合宿という言葉に皆大盛り上がり。
肝試しやら花火やらワイワイと盛り上がるなか、相澤先生が言った
「その前の期末テストで合格点に満たなかった奴は…学校で補習地獄だ」
その補習地獄という言葉に「みんな頑張ろーぜ！」と切島が大声をあげる
皆が楽しい林間合宿に行っている間、自分だけ補習は嫌だろう。
それに行くなら皆で行きたいしね。
私も頑張ろう。
★
時は流れ6月最終週…
期末テストまで残すところ1週間を切っていた。
提出物はなんとか出来て、あとはラストスパートみたいな感じの私。中間テストも21人中6位だったから特に何とも思わないのだが。
「全く勉強してねー！」
そう叫ぶのは三奈ちゃんと上鳴
上鳴はここんところ本当に何も話してない。
挨拶はするけど、それ以上がない。
それと同時に
「おい、A。昼飯行くぞ。」
『うん。』
勝己との時間が増えた。
今日は私も勝己もお弁当を持ってきたから中庭で食べることにした。
ベンチに座ると見覚えのある風景。
あ、ここ、上鳴とよくお弁当食べてた場所だ。
目線を下に向けて、お弁当箱を開ける。
「…そう言えばA、目の下のやつ…無くなったな。」
『あー、うん。最近はよく寝れる。それに寝れない日とかは上鳴に……。』
上鳴に肩借りてたんだ。
そう言おうとした時、言葉がつまった。
なんでだろ。
それに可笑しいな…目の前がボヤける。
「お前、アホ面となんかあったのか？」
そう言うと、勝己はおにぎりを一口食べる。
『……多分。なんか、避けられるっていうか』
私の膝の上には大好きな唐揚げや卵焼きが入っているお弁当。
いつもならモリモリ食べるのになかなか箸が進まない。
「…好きなんだろ。じゃあ話してこいよ。」
『それが出来てたら苦労してな……ん？え、なんで…え？』
「やっと好きって気づいたのか。馬鹿か」
気づかれた恥ずかしさと馬鹿と言われたことへの怒りが交じり、
『な、なんでわかったの？もしかして私の事好きなの？』
冗談半分で言った
そしたら
「あぁ。好きだ。」
そんな言葉が返ってきた。
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
