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「怖いかもしれないけど！今は逃げることが最善だ！」
違う…怖くなんかない
いや、怖くないと言ったら嘘になるかな…怖いという感情よりも先に後悔や申し訳なさが広がっていく。
なんであの時、私は死柄木に捕まってしまったのだろうか。
なんでもっと先生達を頼らなかったのだろうか。
今の私は怖さで怯えているのではなく、絶望しているのだ。自分の不甲斐なさに。
だって、私が捕まってなかったら…こんなことになってなかったかもしれない。心底自分が嫌になる。
その時、頭の中にマンダレイの声が流れた。
《鬼沢さん！よく聞いて！貴女は確実に狙われている！で、貴女が施設に行くってこともあのヴィラン二人にバレている。だから！施設と真逆の森のなかに行きな！》
《そんで、透明になってゆっくりでもいいから！施設に向かうのよ！ヴィラン達は貴女が透明になれることを知らないはず！だから貴女が森の中に居るって勘違いするはずよ！いい？》
さすがプロヒーロー。こんな状況でもすぐに的確な判断をする。
《鬼沢さん！早く！》
ごめんなさい
私は個性を使って施設とは真逆に走った。
ヴィラン二人は「あっちに行った向こうの奴等に任せよう。」とマンダレイの作戦通りになった。
ヴィラン二人が見えないところまで行くと、その場にしゃがみこんだ。
ごめんなさい
ごめんなさい
自分が透明になると、汗を手で拭いなるべく音をたてないように施設へと足を進めた。
心臓が痛い。
私は、なんて無力なんだ。
情けない
情けない
こんなことしか…出来ないなんて…！！！
すると、遠くかは誰かが走ってくる音がした。
透明だが、ヴィランだったらまずいと私は身構える。
しかし、出てきたのは
『出久…？』
ポロっと出た言葉を出久は聞き逃さなかった。
「え？この声…Aちゃん？え？どこ？」
『ここだよ！ここ！』と言って私は出久の肩をポンポンと軽く叩いた。
『出久、私、目の前にいるから頭突きして。』
「えええ！なんで！？」
『攻撃されないと戻らないの。出久、今腕つかえないでしょ？いいから。』
すると出久は、「わ、わかった」と言い優しく頭突きをする。
すると、自分の体が段々と色づいてやっと出久と目があった。
すると出久は何か思い付いたのか口を開けた。
「Aちゃん！君とかっちゃんはヴィランに狙われている！」
え、まって…勝己…？
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
