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恋ばなとは、俗にいう恋愛の話である。
透ちゃんのあとにつづき三奈ちゃんが、「皆！恋してるか〜！？」とまるでライブの「盛り上がってるか〜！？」的な感じで言った。
「私は全然よ。」
「私もですわ。そう言うのは…疎くて…」
と梅雨ちゃんと百ちゃんがポッと頬を染めて応えた。
「わわわ！私もかなぁ〜！！」
見るからに怪しげなお茶子ちゃん。
「おや？おやおや？麗日〜？」
「いないから！うん！いない！」
お茶子ちゃん…一体誰が好きなんだろ…
よく一緒にいるのは飯田か出久…
三奈ちゃんはお茶子ちゃんからなにも聞き出せないとわかると、「ちょっと〜！気になる人の一人や二人いるんじゃないの〜！」と私たちを見る。
「恋ばな成立しないよ〜！」
透ちゃんと三奈ちゃんの嘆きに梅雨ちゃんが「二人はどうなの？」と聞く。
「「いないけど。」」
「これじゃ恋ばな出来へんな〜！やめよう！うん！」
お茶子ちゃんの焦り具合が半端じゃないなか、透ちゃんが、私と響香ちゃんを指差した。
「いや！まだAちゃんと響香ちゃんからなにも聞けてないよ！」
ドキリと肩が動く
響香ちゃん…誰が好きなんだろ…。
やっぱり…
上鳴。
「ウチもいないな〜。」
心のなかで思ったことと耳から入ってきたことが全く違って響香ちゃんを２度見した。
「え！けどよく上鳴と話してるじゃん！」
「え、しゃべりやすいけどチャラいから嫌。」
即答！！
けど、照れ隠しで言ってたら…
いや、めちゃめちゃ真顔だ。お茶子ちゃんみたいな挙動がない。
「うーん、じゃあAちゃんは？」
『わ、私は…』
上鳴が…
『いないよ。』
本音を押し殺して私はみんなに言った。
大丈夫。顔にも出てないはず。
「…Aは上鳴が好きなんじゃないの？」
隣で座っている響香ちゃんが思いがけないことを言うと、皆、「え！ほんと！？」「あ、けど確かに！仲良いもんね！」と皆口を揃えて言った。
「どう思ってんの？上鳴のこと。」
響香ちゃんはニヤニヤしながら私を見る。
他の子はゴクリと唾を飲み込み、私がこたえるのを待っている。
これって…ショッピングモールで聞かれたことと同じだ
あのときはアナウンスがながれて答えれなかった。
今言うべき？それとも響香ちゃんと二人のときだけに言うべき？
『私…は…』
寝間着の短パンをギュッと握り、決意した。
『好きだよ。上鳴が。』
震える声を必死におさえて答えた。
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
