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※上鳴目線
六畳くらいの部屋には窓１つなく、換気扇が回っているだけで、使わない布団、椅子などが置かれている。
多分物置だ。
そんな部屋の中はエアコンなんてものはない
その部屋には俺と鬼沢。
え？さっきまで補習室にいたのになんでこうなったかって？
それは数分前に遡る
★
芦戸が鬼沢に抱きついてから数秒後、ブラド先生が口を開けた。
「鬼沢。心配するな、ここは安全だ。…けどさっきまでここにヴィランがいた。まぁニセモノだが…けどそのニセモノとホンモノが連携をとれたとしたら鬼沢の位置情報がバレてしまう。」
そう言うとブラド先生は俺の肩を掴んだ。
「この奥の部屋に行け。そこが一番安全だ。しかし単独行動は危ないから、上鳴、お前がついていってやれ」
★
まぁ、そんな感じで俺と鬼沢はこの部屋来たわけだが
確かにここは安全だ。
この部屋に来るにはブラド先生がいる部屋を通らないといけない。
それにここには窓がないから直接この部屋に入ってくることはないだろう。
しかし欠点が１つある。
それは
「ガチで暑い…」
そう、換気扇１つじゃこの部屋の熱は外に出ないし、今は夏。
エアコンもないこの部屋はいわば蒸し風呂だ。
『…ここって物置部屋だよね。扇風機くらいあると思う。』
そう言った鬼沢は立ち上がり扇風機を探しだす。
「そうだな！よし、探すか！ついでに水もありゃいいんだけどな〜。」
俺も立ち上がろうとした時だ。
『上鳴は休んでて。私が探すよ。私のせいでこんなことになってるんだから。』
一回もこっちを見ずに鬼沢は言った。
「鬼沢のせいじゃねーだろ！それに二人で探した方が早いって！」
俺は鬼沢とは反対を探した。
そしたら運良く一発で見つけられた。
「ほら！鬼沢！扇風機あったぞ！」
鬼沢を見るとうつむいていて、さっきまで扇風機を探していた手が止まっていた。
扇風機を置き、鬼沢のもとへ行く
「どうしたんだよ鬼沢。体調わりぃのか？」
『違う…』
「じゃぁ、どうしたんだよ」
『全部…私が悪いの…私のせいなの。』
だから、そんなことねぇって！
そう言おうとしたが、声がでなかった。
ふと鬼沢の手を見たとき、とても震えていたからだ。
俺は扇風機のコードをコンセントにさし、電源をつけた。
「鬼沢、ここ来て。」
うつむいたまま、鬼沢は隣に来て座る。
「何があったのか…聞いてもいいか？」
扇風機の風が俺達の髪をなびかせた
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
