委員長とのバトル ページ7
『じゃ、行ってくるね』
ステージも渇き、いよいよ私と飯田のバトルが始まる。
パイプ椅子に座っていた私は、立ち上がると控え室のドアノブに手をかけた。
小刻みに震えているのが自分でもわかる。
さっきまで、少し安心してたんだけどな…
頑張れ
大丈夫
自分の頭の中はそれしか浮かんでいないのに、心臓の激しい音がなかなか通常運転に戻らない。
ドアノブを掴んでいる反対の手で心臓をきつく押さえた。
「…？どうした？」
異変に気付いたのか、上鳴は私の隣へ来る。
「心臓、痛てーのか？…揉んでやろうか？ゴフッ！」
『は、はぁ？馬鹿！ほんと馬鹿じゃないの！？』
ワシャワシャと変態おやじみたいな手つきをする上鳴。
もちろん一発腹に拳を入れてやった。
『いってきます！』
この時にはもう、緊張なんてなくなっていた。
★
「さぁ〜て！お次は〜！」
「両者、足の速さじゃ頭ひとつ抜けてるこいつら！」
「飯田VS鬼沢！！」
歓声が巻き起こる。
ステージに上がれば緊張するかと思ったけど、さっきよりかは緊張してない。
寧ろ、リラックス出来ていると思う。
「スタート！」
プレゼント・マイクの合図と共に走ってこちらに向かってくる飯田。
私も飯田に向かって走る。
飯田が足を上げ、蹴る構えにはいると、私も同じく蹴る構えにはいり、同じタイミングで蹴りを相手の横腹に入れる。
ふらっとしながらもなんとか踏ん張って、地面に着々する。
ケホケホと咳き込み、横腹を押さえるが、それは飯田も同じ。
「鬼沢くん。いい蹴りだな。」
『そっちこそ。』
「おっと〜！両者一歩も譲らねぇ蹴りだなぁ！」
譲ってたまるかよ。
勝つんだ
私はもう一度、飯田に向かって走った。
そして、次は拳を構えて飯田に振りかかる。
なんなく避けられたが、かすり傷はつけれた。
そして、もう一度、拳を構えた。
大丈夫。
女の力は男の力に敵わないけど、鬼の力なら、男の力に負けず劣らず…いや、それ以上の力を出せる。
あとは全力で殴り、蹴るだけ。
キャパオーバーだけは、勘弁だけどね。
構えた拳を力一杯握りしめ、振りかかった。
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きよか( ・∇・) - はいっ( ≧∀≦ ) 楽しみに待ってます(￣∇￣*)ゞ 頑張ってください(。・ω・。)ゞ (2018年2月23日 12時) (
レス) id: d6ba4473bb (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - きよか( ・∇・)さん» コメントありがとうございます！上鳴君良いですよね！私も大好きです！！皆さんが楽しんでいただけるように続編も頑張ろうと思います！気長に待っていただけると嬉しいです (2018年2月22日 21時) (レス) id: f336420dfa (このIDを非表示/違反報告)
きよか( ・∇・) - 少し前からヒロアカにハマったのですが、その時から上鳴が大好きになりまして、他の上鳴の小説を読んだのですが、この小説が一番面白かったです( ´∀｀)続きも頑張ってください。楽しみに待ってます(о´∀`о) (2018年2月22日 21時) (レス) id: d6ba4473bb (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - しゅん(´・ω・｀)さん» お返事が遅くなって本当にすみませんでしたぁぁぁあ！見逃していたあの頃の自分を殴りたいです。しかもすごく心に響くお言葉ばかりでほんと…もう……嬉しいです！！これからも頑張ります！そして、こんな作者ですがこれからもこの小説をよろしくお願いします！ (2018年2月12日 0時) (レス) id: f336420dfa (このIDを非表示/違反報告)
しゅん(´・ω・｀)(プロフ) - 初コメ失礼します!!私、上鳴君が好きなんですよ!!まだ人気がないのか、小説もグッズもあまり無くて…そんな時にこの物語と出会いました!!!!楽しく読ませてもらっております!!!!これからも頑張ってください!! (2017年10月15日 23時) (レス) id: 9562ea191d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2017年7月8日 0時
