職場体験終了 ページ45
本を読んでいたときはゆっくりと時間が進んでいる感じだったが、体を動かしていると３日なんてあっという間…
★
『お世話になりました。…あの…1つだけお聞きしてもいいですか？』
「どうした？」
私が指差したのは、私の横でプルプルと今にも噛みついてきそうな勝己だった。
その髪型はいつものツンツンヘアーではなく、8:2坊やへと変わっていた。
「矯正してたんだよ。いやー、爆豪くんの髪質はすごいね。矯正するのに時間がかかったよ」
その言葉に思わず吹き出し、久しぶりに大笑いしてしまった。
そんな私を見て勝己は「笑うな！殺すぞ！」と私よりも鬼のような目付きで睨んでくる。
「あ、そうそう、キサラギ。これを君に。」
そう言って渡されたのは分厚い鬼の本。
「私が持ってても…ね？きっと君の役にたつよ」
私はしっかりと受け取り、『この度は、本当にありがとうございました』と深くお辞儀をした。
勝己もしぶしぶ礼をする。
オレンジ色の夕日とカラスの鳴き声。
次会うときは、もっと成長している姿を見せます。そんな思いをこめて、『それでは』と言って駅に歩き出した。
★
翌日の朝、私は一人で学校に向かった。
今日は勝己と別々
あの髪型が直ったのかな？と少し心配だが、それ以上に直ってませんようにと祈る。
え？だってその方が面白そうだし。
坂を登りきり、目の前には１週間ぶりの雄英高校。
ただいまなんて心で言いながら門をくぐる。
真っ直ぐ歩いていくと校舎が見えてきて、靴箱も見える。
そして、金髪も見える。
『かみな…』
呼び掛けようとした声が止まった。
ふろうとした手が下がった。
だって隣には響香ちゃんがいるから。
楽しそうに話しているから。
二人から目線を外し、下を向きながら歩き出す。
最初に私に気づいたのは響香ちゃんだ
「おはよ！A！１週間ぶりだね！」
『おはよ。響香ちゃん、上鳴。』
うん、大丈夫。いつも通りでき出るぞ、私…。
けど、
「…あー。はよ。」
私から目をそらす上鳴は、いつも通りじゃなかった。
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きよか( ・∇・) - はいっ( ≧∀≦ ) 楽しみに待ってます(￣∇￣*)ゞ 頑張ってください(。・ω・。)ゞ (2018年2月23日 12時) (
レス) id: d6ba4473bb (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - きよか( ・∇・)さん» コメントありがとうございます！上鳴君良いですよね！私も大好きです！！皆さんが楽しんでいただけるように続編も頑張ろうと思います！気長に待っていただけると嬉しいです (2018年2月22日 21時) (レス) id: f336420dfa (このIDを非表示/違反報告)
きよか( ・∇・) - 少し前からヒロアカにハマったのですが、その時から上鳴が大好きになりまして、他の上鳴の小説を読んだのですが、この小説が一番面白かったです( ´∀｀)続きも頑張ってください。楽しみに待ってます(о´∀`о) (2018年2月22日 21時) (レス) id: d6ba4473bb (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - しゅん(´・ω・｀)さん» お返事が遅くなって本当にすみませんでしたぁぁぁあ！見逃していたあの頃の自分を殴りたいです。しかもすごく心に響くお言葉ばかりでほんと…もう……嬉しいです！！これからも頑張ります！そして、こんな作者ですがこれからもこの小説をよろしくお願いします！ (2018年2月12日 0時) (レス) id: f336420dfa (このIDを非表示/違反報告)
しゅん(´・ω・｀)(プロフ) - 初コメ失礼します!!私、上鳴君が好きなんですよ!!まだ人気がないのか、小説もグッズもあまり無くて…そんな時にこの物語と出会いました!!!!楽しく読ませてもらっております!!!!これからも頑張ってください!! (2017年10月15日 23時) (レス) id: 9562ea191d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2017年7月8日 0時
