番外編1-3 ページ38
爆豪目線
★
「勝己、ちょっと来て！」
ガキの頃、自分の部屋で遊んでいたら下からババアが俺を呼んだ。
面倒くさくて本当は行きたくなかったが、仕方なく行ってみると、玄関に知らない女の人とその後ろに隠れている同じ歳くらいの女の子がいた
「近くに引っ越してきた鬼沢です。よろしくね、勝己くん。ほら、Aも挨拶」
優しそうなその人は、後ろに隠れていた女の子にそう言って背中を優しくポンっと押した
『お……鬼沢……Aです。』
小さな声だったけど、小さい子にしては聞き取りやすいこもっていない声だった。
「勝己、Aちゃんと2階で遊んでらっしゃい。」
そう言われ、嫌々「こっちこいよ」と言って手を引いた
Aは戸惑いながらも靴を脱ぎ、俺についてくる。
部屋につくと、『あの、勝己くん。』と呼ばれた。
「……勝己でいいよ。」
『あ、じゃぁ、か、勝己はさ……オールマイトが好きなの？』
『ポスターとか…』と言いながら当たりを見渡すAの目はキラキラと輝いていた。
「まぁな！だって最後には必ず勝つんだぜ！」
Aはブンブンと首を縦にふった
「俺はオールマイトを越えるヒーローになるのが夢なんだ！」
そう言って最近出たばかりの個性をAに見せる
手のひらからの爆破を見たAは『すごい！カッコいい！』とさっきよりも目を光らせて言った
「お前の個性って何？」
ピクリと肩を震わせ、目をそらすA
『お……鬼……。』
見た目は普通の女なのに、“鬼”という小さい子が聞いたら怖がるワードが飛び出した
『最近角が生えてきたんだ。今は髪の毛で隠れてるけど…。』
Aはこめかみの上あたりの髪をかき分けた
そこには小さな角
『こんな個性じゃ…皆に嫌われちゃう…』
今にも泣き出しそうなA
俺はなんとも言えない感情になり、口のなかに溜まっていた唾を飲み込むと、口を開けた。
「…じゃぁ、俺がそばにいる！」
女なんて眼中になかった
弱いだけだし話もはずまねぇ
「何かあったら守ってやる！」
けど、こいつなら大丈夫かななんてそのとき思ったんだ
Aは目をごしごしとこすり、『ありがとう！勝己！』と笑った。
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きよか( ・∇・) - はいっ( ≧∀≦ ) 楽しみに待ってます(￣∇￣*)ゞ 頑張ってください(。・ω・。)ゞ (2018年2月23日 12時) (
レス) id: d6ba4473bb (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - きよか( ・∇・)さん» コメントありがとうございます！上鳴君良いですよね！私も大好きです！！皆さんが楽しんでいただけるように続編も頑張ろうと思います！気長に待っていただけると嬉しいです (2018年2月22日 21時) (レス) id: f336420dfa (このIDを非表示/違反報告)
きよか( ・∇・) - 少し前からヒロアカにハマったのですが、その時から上鳴が大好きになりまして、他の上鳴の小説を読んだのですが、この小説が一番面白かったです( ´∀｀)続きも頑張ってください。楽しみに待ってます(о´∀`о) (2018年2月22日 21時) (レス) id: d6ba4473bb (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - しゅん(´・ω・｀)さん» お返事が遅くなって本当にすみませんでしたぁぁぁあ！見逃していたあの頃の自分を殴りたいです。しかもすごく心に響くお言葉ばかりでほんと…もう……嬉しいです！！これからも頑張ります！そして、こんな作者ですがこれからもこの小説をよろしくお願いします！ (2018年2月12日 0時) (レス) id: f336420dfa (このIDを非表示/違反報告)
しゅん(´・ω・｀)(プロフ) - 初コメ失礼します!!私、上鳴君が好きなんですよ!!まだ人気がないのか、小説もグッズもあまり無くて…そんな時にこの物語と出会いました!!!!楽しく読ませてもらっております!!!!これからも頑張ってください!! (2017年10月15日 23時) (レス) id: 9562ea191d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2017年7月8日 0時
