寝れない ページ17
お風呂に入り、歯も磨き、あとは寝るだけ
１日のつかれを一番癒す時間だ。
私は布団に入り、電気を消して目を瞑る。
時計の音がカチカチとなり、それ以外は何も聞こえない。
とてもいい夜だ。
それなのに…
眠れない。
体は疲れているはずなのに…眠たいのに眠れない。
もし眠って、起きたらあのバーにいたらどうしよう。
そんなことが頭を横切って仕方ないからだ
ヒーローになりたいのに、こんなのでビクビクするなんて情けない
時計の音は、一定のリズムで針を動かすが、今の私の気持ちは一定じゃない。
“落ち着け”と励ましながらも“やっぱり怖い”と臆病になる。
こんな弱かったのか、私は
★
２日後の登校日は生憎の雨。
駅から傘をさし、登校する。
学校の靴箱につくと、「おはよー！鬼沢！」といつも靴箱で待ち伏せしてる上鳴と出会した。
傘を閉じ、『おはよ、上鳴』と言って上鳴を見ると上鳴はぎょっとした顔で私を見た。
「な、なんだその隈！」
私の目の下には大きな隈が出来ていた。
『え？隈？…あー…ちょっと寝不足で…』
「おいおい大丈夫かよ」
『うん。平気』と言って傘を傘立てに入れた。
本当は全然平気じゃない。とてつもない睡魔に襲われている。
けど、いざ目を瞑るとやっぱり眠れない。
そう、2日前からこんな感じだ。
フラフラっと足がおぼつかない。
靴箱から上履きを取り出し、履く。そして外靴を靴箱に入れる。
その手順すらフラフラしている。
横では心配そうに見つめる上鳴。
「…鬼沢、右手、出して。」
何だろうと思いながら、言われた通り右手を出した
すると、あたたかい何かが私の手をつつんみこんだ
ボヤけた視界で見えたのは、上鳴の左手だった。
上鳴の左手が私の右手を掴んでいる。
手を繋いだことなんてはじめてじゃない
なのに心臓の音がうるさくなって、目も少しだが覚めた。
「フラフラしてたら転ぶだろ？けど俺が鬼沢の手繋いでたら転びそうになっても助けれる！」
「だから安心して歩けよ！」
そう言って私のペースに合わせながらゆっくりと階段を上がった。
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更新が遅くなってしまってすみませんでした。
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きよか( ・∇・) - はいっ( ≧∀≦ ) 楽しみに待ってます(￣∇￣*)ゞ 頑張ってください(。・ω・。)ゞ (2018年2月23日 12時) (
レス) id: d6ba4473bb (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - きよか( ・∇・)さん» コメントありがとうございます！上鳴君良いですよね！私も大好きです！！皆さんが楽しんでいただけるように続編も頑張ろうと思います！気長に待っていただけると嬉しいです (2018年2月22日 21時) (レス) id: f336420dfa (このIDを非表示/違反報告)
きよか( ・∇・) - 少し前からヒロアカにハマったのですが、その時から上鳴が大好きになりまして、他の上鳴の小説を読んだのですが、この小説が一番面白かったです( ´∀｀)続きも頑張ってください。楽しみに待ってます(о´∀`о) (2018年2月22日 21時) (レス) id: d6ba4473bb (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - しゅん(´・ω・｀)さん» お返事が遅くなって本当にすみませんでしたぁぁぁあ！見逃していたあの頃の自分を殴りたいです。しかもすごく心に響くお言葉ばかりでほんと…もう……嬉しいです！！これからも頑張ります！そして、こんな作者ですがこれからもこの小説をよろしくお願いします！ (2018年2月12日 0時) (レス) id: f336420dfa (このIDを非表示/違反報告)
しゅん(´・ω・｀)(プロフ) - 初コメ失礼します!!私、上鳴君が好きなんですよ!!まだ人気がないのか、小説もグッズもあまり無くて…そんな時にこの物語と出会いました!!!!楽しく読ませてもらっております!!!!これからも頑張ってください!! (2017年10月15日 23時) (レス) id: 9562ea191d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2017年7月8日 0時
