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体力テストに私の個性は有利だ
だから、結構スムーズに進んでいく
けど…
ちらりと横を見ると、悩んでいる出久の姿
このままだと出久が最下位なことは目に見えてる
だって、
出久は無個性だから
無個性で雄英に受かったなんてすごいと思った
尊敬した
でも、ここで最下位を取ったら水の泡
『出久。』
「な、何？Aちゃん」
いきなり呼ばれて驚く出久
『…今の出久に出来ることをしな』
そう言って背中をポンと押す
出久は真剣な顔になって「うん！」と力強く言うと、ボール投げの円の中に入っていった
「え、あいつとも幼なじみなの？」
いきなり隣に来た上鳴が私に問う
『うん。勝己と出久と私は幼稚園の時からの友達だからね』
そうだ
幼稚園からずっと一緒なんだ
小学校も、中学校も…ましてや高校まで同じになれたんだ
今さら離れたくない
体操服のズボンをぎゅっと握り、お願いする
お願いします。どうか…
しかし結果は46m
出久はその記録に驚き、相澤先生となにかを話しているようだ
そして二回目のボール投げ測定
これを逃せばあとはない
頑張れ…頑張れっ
『頑張れ！』
心の声が、口から漏れだす
次の瞬間、出久が投げたボールが勢いよくとんでいくのがわかった
何mかは聞き取れなかったが、個性のない人間が出せるボールのスピードではなかった
何が起こってるのだろうか
思わず勝己を見た
勝己は口を大きくあけて驚いている
「お前の幼なじみスゲーな！…って鬼沢？」
『え？あ…うん。ほんと…すごいや』
なんか、さっきまで出久のことで頭一杯だったのに、上鳴の小学生みたいな感想聞いたらどうでもよくなった
だって、出久に個性があろうとなかろうと、出久は出久だから
「…鬼沢って、あの二人のこと好きすぎるよな」
『…うん』
「じゃあ、俺は？」
いきなりの大胆発言に驚くが、平常心をたもって『…普通』と言った
まだ会ったばかりなのにそんなのわかるはずない
まぁいいやつ、ってことはわかるけど
「じ、じゃあこれから電気って呼んでくれよ！そしたらなんか変わるかも！」
そんなんで変わるはずない
けど、少し頬を赤らめた上鳴が少し面白くて…
『…言わない』
「…え？」
『言わないよ。ばかみなり』
無意識に口角が上がった
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焼き肉(プロフ) - きな粉もちさん» コメントありがとうございます！そして、ミスの指摘もありがとうございますw自分でも笑ってしまいましたwこんな作者ですが、これからも小説をよろしくおねがいします！ (2017年7月10日 7時) (
レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち - 素晴らしく好きです() 壁の次、15ページオールマイトが...オール、ナイトにwwなってますwww面白いですこの小説！ (2017年7月10日 1時) (レス) id: 6d39800d09 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - ユキナさん» コメントありがとうございます！続編は7月6日か7日を予定しています！皆さんに「いいね」と言っていただけるような作品にしようと思うので、これからもよろしくお願いします！ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 続編頑張ってくださいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2017年7月2日 18時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - 黒アゲハさん» コメントありがとうございます！話の展開とか大丈夫かなと不安だったのですが、そう言っていただけて嬉しいです！これからも頑張ります！ (2017年6月13日 22時) (レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2017年5月5日 18時
