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目が覚めると見慣れない白い天井
少し薬品臭い部屋だから、多分保健室だろう
ゆっくりと体を起き上がらせる
「おや、目覚めたかい。まずハリボー食べな」
数個、ハリボーを手に置かれ、しぶしぶそれを食べる
「もう痺れはないかい？」
『はい。大丈夫です。ありがとうございました。』
ベッドから立ち上がりお辞儀すると、保健室を出た
薬品臭いのは苦手だからね
鼻の下を2、3度擦る
すると下から「おい」と声が聞こえた
いきなりに驚いた私は足が絡まって尻餅をつきそうになる
『か、勝己。どうしたの？こんなところで』
「どうしたのじゃねーよ。何怪我してんだよ。へますんじゃねーって言ったよなぁ？あぁ？」
ゆらりと立ち上がり私を睨む勝己は、とても怖かった
けど、勝己が持っている私の鞄を見ると、ずっと待っていてくれたんだと嬉しくなった
『キャパオーバーしただけだから。心配してくれてありがと』
少しチクチクする髪を撫でる
「ちっ、帰るぞ」
『うん。』
勝己は気を使ったのか、私の鞄を持ってくれた
たまに嫌なところあるけど、こう言うところあるから嫌いになれないんだよな〜
私はそんな勝己を見てふっと笑ってからあとを追った
そんな光景を、誰かが見ているとは知らずに
★
『あ、そう言えば、あの金髪…名前なんて言うんだろう…』
入試から早１週間
もうそろそろ結果が届くはず
自分の部屋で漫画を読んでいるとコンコンと2回ノックが聞こえ、扉が開いた
「A！雄英から手紙きたよ！」
一瞬時が止まる
母さんの手には雄英高校と書かれた封筒
『うん。ありがと』
受けとると、何かを察した母さんは部屋から出ていった
きっと母さんなりの愛情だろう
机の上に置き、まじまじと眺める
見たいような見たくないような…もし見てしまって落ちてたら…
あぁ、出久のネガティブが移ってしまったのか？
落ち着いて封筒を開ける
封筒の中に入っていた紙を見るなり、私は部屋を出た
母さんが「どうだった？」と心配そうに見つめる
『受かってた』
母さんの目からは大粒の涙が流れた
これで、スタートラインから一歩踏み出せた
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焼き肉(プロフ) - きな粉もちさん» コメントありがとうございます！そして、ミスの指摘もありがとうございますw自分でも笑ってしまいましたwこんな作者ですが、これからも小説をよろしくおねがいします！ (2017年7月10日 7時) (
レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち - 素晴らしく好きです() 壁の次、15ページオールマイトが...オール、ナイトにwwなってますwww面白いですこの小説！ (2017年7月10日 1時) (レス) id: 6d39800d09 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - ユキナさん» コメントありがとうございます！続編は7月6日か7日を予定しています！皆さんに「いいね」と言っていただけるような作品にしようと思うので、これからもよろしくお願いします！ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 続編頑張ってくださいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2017年7月2日 18時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - 黒アゲハさん» コメントありがとうございます！話の展開とか大丈夫かなと不安だったのですが、そう言っていただけて嬉しいです！これからも頑張ります！ (2017年6月13日 22時) (レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2017年5月5日 18時
