壁 ページ14
入学２日目の朝
昨日と同じ時間に家を出て、電車に乗る
相変わらず昨日と同じで、混雑している電車の中は、密集していて少しむし暑い
やっとのことで最寄り駅につき、雄英高校が少しずつ見えてくる
最寄り駅からみる雄英高校はあんなにに小さかったのに、いざ目の前で見ると威圧感が半端ない
いや、今日で訪れるのは3回目なんだけどね
そんなことを思いながらゲートを通り、靴箱に行く
その靴箱には、見慣れた人影
「あ！鬼沢！おはよ〜！」
やっぱり…
いや、感ずいてはいたんだけどね
昨日も会ったし
そう、靴箱にいたのは上鳴だった
『おはよ。』と言いながら上履きに履き替える
上鳴は、私が上履きを履くのを待っていたのか、私が履き終わると「よし！行こうぜ！」とニカッと笑った
『…うん』
まぁ、たまたま会ったから一緒に行くだけだし…うん…
そう、思っていた
思ってたんだ
授業中…
「鬼沢！ここ教えて！」
休み時間…
「鬼沢〜！聞いてくれよ〜」
またもや授業中…
私の背中に“ひま”と指で書き出す
昼休み…
「お〜に〜ざ〜わ〜お昼一緒に…」
★
「ほっといてよかったの？」
響香ちゃんが白米を食べながら私に聞く
「そうですわ。上鳴さんの方が先約なのでは…？」
少しあいつのことを心配する百ちゃん
今は食堂で響香ちゃんと百ちゃんとお昼ご飯を食べている
響香ちゃんとは百ちゃんが紹介してくれて、今さっき友達になったところだ
『いいよいいよ。先約っていうか、あっちが勝手に言ってきてるだけだから。それに私は、響香ちゃんと百ちゃんと一緒に食べたい…』
自分が口に出していることが、まるで告白みたいで思わず顔が赤くなる
「あ〜…なるほど…あのアホが好むのもわかるわ」
「ええ。Aさん、とても可愛らしいですもの」
『え？何のこと？』
お弁当を開けてエビフライにかぶりつく
「いや、なんでもない…てか、弁当箱でか！」
『結構食べるんだよね。私』
「見てると気持ちがいいですわ！」
ああ、今、私は女の子とおしゃべりしながらご飯食べてるんだ…
なんと言う幸福感
上鳴には悪い…とは思ってないけど、とてもいい気分だ
中学の頃は一人で食べてたからね
私は少し甘めの卵焼きをパクリと食べた
☆
一方上鳴は…
「痛い…拳骨痛い…なぁ、切島…俺、鬼沢になんかしたか？」
「あぁ、したな」
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焼き肉(プロフ) - きな粉もちさん» コメントありがとうございます！そして、ミスの指摘もありがとうございますw自分でも笑ってしまいましたwこんな作者ですが、これからも小説をよろしくおねがいします！ (2017年7月10日 7時) (
レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち - 素晴らしく好きです() 壁の次、15ページオールマイトが...オール、ナイトにwwなってますwww面白いですこの小説！ (2017年7月10日 1時) (レス) id: 6d39800d09 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - ユキナさん» コメントありがとうございます！続編は7月6日か7日を予定しています！皆さんに「いいね」と言っていただけるような作品にしようと思うので、これからもよろしくお願いします！ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 続編頑張ってくださいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2017年7月2日 18時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - 黒アゲハさん» コメントありがとうございます！話の展開とか大丈夫かなと不安だったのですが、そう言っていただけて嬉しいです！これからも頑張ります！ (2017年6月13日 22時) (レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2017年5月5日 18時
