選手宣誓 ページ35
全クラスの紹介が終わり、１年全員が会場のど真ん中に集まった。
その時、ピシャンとムチが地面に叩きつけられる音がした。まぁ、あの人しかしないだろう。
「選手宣誓！」
ミッドナイトだ。
観客席からは「おお！」や、「校長は？」などの声が飛び交う
「禁がついてるのに高校にいてもいいものか？」
常闇の疑問に「いい！」と興奮混じりの峰田の声
体育祭でも峰田の変態は変わらない
「静かにしなさい！選手代表！1年A組爆豪勝己！」
そう言えば勝己はヒーロー科の入試で一位だったっけ
それにしても勝己にしてはやけに静か
トントンとテンポよく壇上を上がり、ミッドナイト先生の前に立つ。
静かだが、ポケットに手をつっこんでいるところはやはり勝己らしい
「せんせー」
「俺が一位になる」
「「絶対やると思った！」」
やはりそうきたか
まわりからは大量のブーイング
勝己は右手の親指を首の左つけねに当て、おもいっきり右に引っ張った
「せめて跳ねのいい踏み台になってくれ」
いつもの勝己なら、笑って言うのに今回は違う。
笑ってない。
まあ、私達を巻き込んでるのが勝己っぽい
多分、出久はこんなことを考えているだろう。
勿論私も頭の片隅で考えた。けど、それ以上に思うことがある。
＿＿＿＿今日だけでいいから私に一位を譲って
★
『また勝己に負けた〜…』
小学校の運動会の時、男女混合のリレーがあった。
勝己の手には一位の旗
私は二位の旗
「はっ！Aは俺に敵わねー！一生守られてればいいんだよ！」
毎回そうだった。
中学校のテストでも勝己が一位
私は、毎回毎回、二位か三位
★
けど、そんなこと言ったところで勝己は勝たせてくれるわけがないし、ましてやライバルは勝己だけではない。
１年全員だ。
ああ、昨日までの頑張ろうという勇気はなんだったんだ。
落ち着け…落ち着け…
目を瞑り、深呼吸して目を開けると、目の前に顔があった
『！？』
思わず驚き後退り
『か、上鳴』
「なんだなんだ？緊張してんのか？」
『…そんなことない。』
「…」
上鳴は無言で私の頭を撫でまわす
『ち、ちょっと！』
「そんなことないじゃねーよ。ったく…。大丈夫。鬼沢なら大丈夫だ……」
なんなのだろう…
髪の毛ぐしゃぐしゃにされて嫌なはずなのに…
なんか落ち着く
☆
「青臭い！好み！」←ミッドナイト
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焼き肉(プロフ) - きな粉もちさん» コメントありがとうございます！そして、ミスの指摘もありがとうございますw自分でも笑ってしまいましたwこんな作者ですが、これからも小説をよろしくおねがいします！ (2017年7月10日 7時) (
レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち - 素晴らしく好きです() 壁の次、15ページオールマイトが...オール、ナイトにwwなってますwww面白いですこの小説！ (2017年7月10日 1時) (レス) id: 6d39800d09 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - ユキナさん» コメントありがとうございます！続編は7月6日か7日を予定しています！皆さんに「いいね」と言っていただけるような作品にしようと思うので、これからもよろしくお願いします！ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 続編頑張ってくださいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2017年7月2日 18時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - 黒アゲハさん» コメントありがとうございます！話の展開とか大丈夫かなと不安だったのですが、そう言っていただけて嬉しいです！これからも頑張ります！ (2017年6月13日 22時) (レス) id: 4283b4499b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2017年5月5日 18時
