168 甘えたい (月島side) ページ36
月島「A―――――っ！？」
僕は身を乗り出すかのようにして、屋上のドアを開けた
そんな僕に、生温い風が吹いて、ワイシャツ越しに風を感じた
そうして見つめる先には――――――
誰にもいない屋上―――――
・
てっきりここにいると思ったんだけど……
やっぱり、どこ行ったの……？
僕は急いで、校舎内に戻ろうとした、その時―――――
すぐ横で人の気配を感じて、僕は振り向いた
そんな僕に、誰かが左側から突進してきて、
僕の腰のあたりに抱き付かれた
・
……こんなことをするのは……
・
そう思って、僕は自分のお腹のあたりを見た
A「蛍……っ」
やっぱり……
月島「……っ、心配したじゃん
バカAっ」
僕はそう言って、僕の腰に抱き付いているAに腕を回して、
ぎゅっと抱きしめた
だけど、Aは自分が「バカ」とか言われているのに、
全く怒ろうともせず、ただ僕に抱き付いて、顔をうずくめていた
月島「……A……？」
僕はあまりにも反応のないAを不思議に思って、
自分の腰からAを引きはがそうと思ったけど、
Aは首を左右にふって、
お腹が痛くなるくらい抱きしめてくる
月島「本当にAさ、どうしたの……？」
そう言って、僕は抱きしめている右手を少し上げて、
頭をゆっくりと撫でた
てか……
月島「もしかして、僕に甘えてるワケ……？w」
A「ち、ちがっ……////」
月島「じゃあ、何……？(ﾆﾔっ…」
あぁ……すっごくAをイジるの、楽しっ……
だって、最近、結構Aに優しくしてたし……っ
・
でも、Aは僕の胸に抱き付いて、
更にはちょっと小刻みに震えだした
月島「……言わないと、Aのお望み通り、
キス、しちゃうけど？」
A「〜〜〜っ////
……も……ら―――――」
Aはやっぱキスは恥ずかしいみたいで、
言う気になったみたい
月島「え？ 聞こえないけど？」
A「〜〜〜っ////
こ、これからも……蛍とずっと一緒にいられるから……っ////
それと……昨日から蛍としゃべってないし、
手も繋いでないから……その……////
蛍とぎゅってしたくて……////」
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風歌→ふーが(プロフ) - お餅食べた後にオンレジジュース飲むと苦いさん» ありがとうございます！これからも頑張って更新していこうと思います！！ (2015年1月14日 17時) (
レス) id: 356e3e35bd (このIDを非表示/違反報告)
お餅食べた後にオンレジジュース飲むと苦い - ツッキーをここまでイケメンに書けるとは… ただ者じゃあないですね← すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2015年1月14日 16時) (レス) id: f0bdafb7e4 (このIDを非表示/違反報告)
cotyledons(プロフ) - 風歌→ふーがさん» いえいえ (2014年8月17日 21時) (レス) id: b977aab92c (このIDを非表示/違反報告)
風歌→ふーが(プロフ) - cotyledonsさん» ほ、本当だ....！ ありがとうございます！！！ (2014年8月17日 20時) (レス) id: 2864ec9675 (このIDを非表示/違反報告)
cotyledons(プロフ) - 風歌→ふーがさん» そうなんですか〜ちなみに忠もパート2あたりで僕になってた気がします。何度もすみませんorz (2014年8月17日 19時) (レス) id: b977aab92c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠風歌→ふーが | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/hu-ga/
作成日時：2014年7月10日 20時
