154 ハッとして ページ22
最後に1度深いキスをした私たちは、名残惜しくゆっくりと唇を離した
でも、やっぱり私自身、これ以上体が持ちそうになくて……
蛍はそんな私に気づいたのか、私の上からどいた
それからベッドの淵に腰を掛けると、
乱れた私の髪を指を通して、その指を私の唇にそっと乗せ、
蛍と私とのが混じった唾液をぬぐった
そうこうしているうちに、私の耳に部活か何かの掛け声や、
女子生徒の日常的会話が聞こえてきた
それに、蛍に覆いかぶされてたから忘れてたけど、
ここ……保健室だった……
私は自分がしたことを我に返って考えてしまって、
ものすごく恥ずかしくなった
それから蛍に見られないように、顔を両手で覆った
A「あぁあっ……私……っ///」
って、ホント私……何してるんだろっ……////
蛍にキスして―――――
とか……///
というか、蛍はこんな私のこと……引いたりしないかな……？
・
私は左手だけで顔を覆い、右手で彼のワイシャツをつかんだ
A「ね……蛍っ……///
あのさ、私……自分から……そ、その……キ……
『キスして』とか……言ってたけど……///
私のこと……嫌いになった……？」
……
あ、あれ……？
返事が返ってこない……
もしかして、本当に私のこと……嫌いになっちゃったかな……？
でも、恥ずかしくて顔、合わせられないし……
・
そんなことをしていると、すっ、と服の擦れる音がした
それから私の蛍のワイシャツをつかんでいた手にぬくもりを感じるや、
私の唇にまた、蛍の唇が重なった気がした――――――
私は驚いて、顔を覆っていた左手の甲を
手をひっくり返すかのように手首をひねって、
オデコに乗せた
月島「……僕がAのこと、嫌いになるわけないじゃん……っ
てか、さっきの、むしろうれしかったし……////」
A「蛍……っ」
月島「……というか、僕……
Aの格好の方が、どうにかしてほしいけど……」
そう言うや、蛍はふぃっと視線を逸らした
・
というか、格好……？
そう思って、私は寝ころんだまま、視線を下にした
それで分かった――――――
A「あっ！？////」
月島「は、早く着てよねっ/////」
A「わ、わかってるってばっ///」
私は咄嗟に胸を隠していたけど、
蛍が私に背を向けているのもあって、
私は起き上がって、散乱しているものを速攻で身に付けた―――――
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風歌→ふーが(プロフ) - お餅食べた後にオンレジジュース飲むと苦いさん» ありがとうございます！これからも頑張って更新していこうと思います！！ (2015年1月14日 17時) (
レス) id: 356e3e35bd (このIDを非表示/違反報告)
お餅食べた後にオンレジジュース飲むと苦い - ツッキーをここまでイケメンに書けるとは… ただ者じゃあないですね← すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2015年1月14日 16時) (レス) id: f0bdafb7e4 (このIDを非表示/違反報告)
cotyledons(プロフ) - 風歌→ふーがさん» いえいえ (2014年8月17日 21時) (レス) id: b977aab92c (このIDを非表示/違反報告)
風歌→ふーが(プロフ) - cotyledonsさん» ほ、本当だ....！ ありがとうございます！！！ (2014年8月17日 20時) (レス) id: 2864ec9675 (このIDを非表示/違反報告)
cotyledons(プロフ) - 風歌→ふーがさん» そうなんですか〜ちなみに忠もパート2あたりで僕になってた気がします。何度もすみませんorz (2014年8月17日 19時) (レス) id: b977aab92c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠風歌→ふーが | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/hu-ga/
作成日時：2014年7月10日 20時
