【ハイキュー!!】メガネ男子×ヘッドフォン女子１【月島蛍】 (ページ12)

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012　どうしようか　(月島side) ページ12

んだよ……アイツ……

超うっざ……

というか、僕は僕の全てを肯定したかった

アイツを泣かせたのも、自分のせいにしたくなかった

だから、僕はアイツがウザくて、ちょっとおかしい奴と、

認識をかけた―――――

・

そんなこんなを思っていたら、気がついたころには、

僕の周りにギャラリーができていた

しかも、その視線は全部僕に向けられている

月島「は……？」

思わず声が出た

だって、みんな口に手を当てながら、

コソコソと話していたんだから―――――

つーか、全くこの現状を理解できない……

でも、まず、この状況から抜け出した方がいい……

そう思った僕は、急いで部活のやっている、

第二体育館に向かった―――――

＊

月島「こんにちは……」

そう言って、部室に入るけど、

もう部活の始まっている時間のせいか、

そこには誰もいなかった

僕はロッカーの前でエナメルを置いて、

そこから部活のジャージを取り出そうとした――――

けど――――、

あの時は気が少し僕にしてはおかしいけど、

まぁ事実動転したから覚えてなかったけど……

手にはあの、髪の長いメガネの奴のWalkmanが握られていた

月島「あ……やっべ……」

ここで、少し自分のしたことを反省した

月島「てか……これ……どうしよ……」

僕は着替えをしようとしていた手を止め、

真面目に考えた

というか、元々本当のルールとしてはWalkmanは

学校に持ってきてはいけないものリストに入ってるし、

安易に学校に預けられない……

としたら――――――

僕が導き出した答えは一つ―――――

＊

澤村「おう、月島

お前、遅かったな」

月島「あ……遅れてすいません

今すぐ準備するんで」

部室棟で着替えた僕は、体育館のステージ前に置かれている

バレーボールの入ったカゴから、

丁度いいかたさのボールをとった

それから―――――

月島「あ、あのっ！澤村さんっ！」

僕はアイツのWalkmanをズボンのポケットから取り出し、

握りしめた―――――