6話 ページ6
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「北くん、、」
北「どないしてん？」
「その、し、下の名前で呼んでええ？」
北「なんやそないなことか。ええで、呼んでや」
「し、しん、すけ」
北「、、A、」
「何か恥ずかしいわ」
北「お、おん。俺も」
「ねぇ、し、信介」
北「ん？今度はなん？」
「手、繋ぎたいんやけど、ええ？」
北「、、ええで。俺も、繋ぎたいし」
スッと手を差し出して重ねられる手
その小さな手を包み込み確かな充実感が湧く
北「手ちっこいんやな」
「信介の手はおっきいな。安心するわ」
北「ほないつでも握ったる」
「ありがと」
北「礼言われることなんてしとらん。俺もAの手握っとったら安心する」
「ほな信介もいつでも握りに来てええからね」
北「はは、おおきにな」
「ほんま、信介の手ぇ、好きやわ」
バッ
その瞬間目が覚めた
北「、、、ゆ、夢か、」
鳴っている目覚ましを止めて冷静に戻る
お、俺はなんて夢を見てんねん、
何で羽生さんが出てくんねん
昨日初めて話したばっかやのに
しかも、な、名前まで呼んで、、
あかんあかん、いつも通りや
ただの夢や
いつも通り、まずは朝の支度や
「ばあちゃんおはよう」
「信ちゃんおはよう。朝ご飯出来とるから顔洗っといで」
「おん」
朝ご飯を食べて学校へ向かい掃除の準備をする
するとここ最近聞き慣れた気持ちのいい音が聞こえてくる
羽生さんやろうか、
またいつも通り弓道場へ足を向ける
パーーンッ
やっぱし羽生さんは綺麗や、
集中しとるようやし邪魔しちゃ悪いと思い引き返そうとした時何か小枝を踏んだようだ
パキッ
「？！」
パーーンッ
羽生さんの矢は放たれたが的の中心から離れた大分外側に当たってしまっていた
北「あ、、す、すまん。邪魔してもうた」
「い、いえ、こちらこそすみません。えっと、北くん、ですよね？」
北「お、おん」
また名前を呼ばれてドキッとする
夢のこともあるし羽生さんを見た時から心臓はいつも通り動いてくれてない
あ、あかんわ
このままここにおったら俺、死ぬんちゃうか
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道楽(プロフ) - ミックスジュースさん» ミックスジュースさん、コメントありがとうございます。いろいろ迷った部分はありましたが楽しんでいただけて嬉しいです。読了ありがとうございました。 (2020年11月22日 11時) (
レス) id: c0dd7d308e (このIDを非表示/違反報告)
ミックスジュース - 完結おめでとうございます！北さんオチってあまりなかったので凄く嬉しかったです！こんないい作品を書いてくださって本当にありがとうございました (2020年11月18日 15時) (レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)
道楽(プロフ) - 愛美さん» 愛美さん、ありがとうございます！正直関西弁には自信がなかったのでとても嬉しいですし、楽しんでいただけて何よりです。北さんいいですよねぇ、、ウブ北がいたらいいなぁってずっと思ってました笑 読了ありがとうございました！ (2020年11月1日 22時) (レス) id: c0dd7d308e (このIDを非表示/違反報告)
愛美 - 完結おめでとうございます！もう本当に良かった，，，！私，関西に住んでて北さん推しなんです！だからもう毎回キュンキュンしてました！それに関西弁もすごい良かったです！最近は寒くなってきたので体に気お付けて下さい！本当に読まさせて下さりありがとうございます (2020年11月1日 20時) (レス) id: c3865c040c (このIDを非表示/違反報告)
道楽(プロフ) - なかゆさん。さん» なかゆさん、コメントありがとうございます！本編で書ききれなかった分を番外編としてアナザーストーリーも出したいなぁって考えてるので時間取りながら書いて行けたらいいなぁって（願望）もし続く時はそちらの方もよろしくお願いします！ (2020年10月25日 23時) (レス) id: 01ff9d2878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：道楽
| 作成日時：2020年9月22日 15時
