主将の恋を応援し隊【北信介】

27話 ページ27

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尾白side



聞いてくれ、


俺の友達兼チームメイトが遂に恋をしたらしい






あの鉄仮面堅物の信介がこないなるなんて想像できるか？！




できひんやろ！！






相手は隣の席の羽生やし協力したるしかないわな！！









ア「お、羽生、おはよーさん」




「おはよう、尾白」





ア「今日もええ天気やな〜」





「？？そうやな？」







ア「そう言えばな、今日信介が珍しく集合遅かってん」





ビクッ





(ほんま何かあったな、信介と)








「そ、そうなん？珍しいこともあるんやな」





ア「せやろー？遅刻したってわけやないんやけどな〜ほんで俺呼びに行ったわ〜」






「へ、へぇ」








ア「そうや最近信介と話しとる？なんや悩んでるっぽいんやけどな？聞くに聞けへんからな〜」








「そ、そうなん、やね」









ア「せやから羽生も前信介に相談乗ってもらってたやろ？アイツが話そうとしたら聞いたってや」






「う、うん。私で良ければ、やけど」







ア「ええねんええねん〜部員には話せん主将の気持ちかもしれへんし、頼むわ」





「分かったわ」









ア「俺から聞いたって言わんでな？信介、気遣うからな」









俺、中々ナイスアシストしたんやない？







俺から聞いたなんて言われたら堪らんから口止めはしておいたけど、これで話す口実出来たらええんやけどな









ほんま信介にはいつも世話んなっとるし


この信介の苦手な恋愛という面に置いて力を貸さない訳にはいかへん









どうか上手くいきますように、と願いながら授業を受けた





　







　







　









赤木side




朝の信介、ちょっとおかしかったよな〜




まず体育館行ってもおらへんっちゅーのがおかしい







いつもは誰よりも早く来て掃除して体育館で待ち構えとるのに今日はトイレ掃除してたのか慌てて体育館入ってきたし









聞こうとしたけどあんま話したなさそうやったし






んー難しいよな〜



信介やしな〜







せやけど昨日アランから聞いた感じ羽生の反応はいい感じや





今日もええ感じのこと言うたみたいやし






夢でキスしてもうた、なんて聞いた時には吹き出しそうになったがそれで真剣に悩んどる信介も同し(おんなし)高校生なんやって分かって良かったわ





今度は遂にセ○クスしとる夢でも見るんやないか





ちょっと聞いてみよ、



好奇心には勝てなかった

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