17話 ページ17
「まぁまぁ、お前も落ち着け。今から試合なんでしょ。俺らもう行くしまた夜な」
「ナイス元也。じゃ行くねー、聖臣頑張ってね〜」
「・・・」
「な、なんやおみくん」
「・・・」
「へいへいへーい！おみおみ！今の彼女なのか？可愛いな！」
「やっぱ今の佐久早さんの彼女なんすか？！綺麗な人でしたね！」
「お前ら、アイツに近づいたら許さねえからな。宮、お前のことも許してねぇからな」
「ヒョッ」
「そんなこと言うなよ！ショーカイしてくれよ！」
(おみくんアイツのどこがええんや・・)
一人一人名前が呼ばれコートに入ってくる
ハイタッチしないところが聖臣らしい
「きよおみ〜！がんばれー！！」
「佐久早〜」
昨日徹夜で作った聖臣うちわを元也と振る
「チッ、古森も悪ノリしやがって」
「おみおみ彼女が応援してるぞ！手振ってやれよ！」
「無視すんな！」
試合が始まりいつもは気にならない歓声に混じりアイツの声が聞こえる
自分の調子がいいことが分かる
チッと心で舌打ちをし辺りを見渡し
馬鹿みたいに笑ってこちらを見ているA
隣の男誰だよ、とイラつき今度誘うときは両隣含めた三席分チケット取っておこうと心に留めた
「いやー！凄かった！今日の聖臣超いい感じだったね」
「ね、ほんと分かりやすいね。くくくっ」
「？？」
「あ、あの、古森選手ですか？」
「あ、はい。」
「ファ、ファンです！サインもらえますか？」
「いいですよー」
「はい、いつもありがとうございます」
「は、はい！あの、彼女さんとかですか・・？」
「あ、A？違いますよ。従兄弟なんです。今日は佐久早の応援に一緒に来たんですよー」
「そ、そうなんですか」
「あ、じゃ俺行かないと。今度はうちのも見に来て下さいね」
「は、はい！もちろんです！ありがとうございました！」
「はははっ、こちらこそ」
「ごめん、A」
「さすが古森選手。プロになってもモテモテですなぁ〜」
「もってなんだよー。そんなんじゃないって」
それから聖臣が降りてくるのを元也と話しながら待つ
「あ、降りてきた！きよおみ〜！こっちこっち〜」
「ん、」
「おつかれ！おめでとう！今日はお祝いだ〜！」
「久しぶりにAのご飯だな〜。楽しみだな〜、な？」
「ウルセェ」
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道楽(プロフ) - さーやさん» さーやさん、すみません。訂正致しました。ご指摘ありがとうございます！失礼しました。これからもよろしくお願いします！ (2020年7月5日 16時) (
レス) id: a75a20ac26 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - いつも楽しく拝見しています。小森君じゃなく、古森君ですよ。 (2020年7月5日 15時) (レス) id: 0df12cbb2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：道楽
| 作成日時：2020年7月1日 14時
