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7話 ページ7

「まだ飲むんか」

「悪い?休みなんだから別にいいでしょ」

「そない言ってないやん」

「あ、スポーツ選手だからあんま飲まない人多いか」

「まぁ、せやな。時には飲むけどな」

「ふーん」


「うまそうやん。一口くれ」

「いや」

「ええやん」

「いや」

「食い意地張っとんのかクソ豚」

「クソ豚じゃないわ!アンタにはあげない」

「ほんっまムカつくな」

「こっちのセリフです」


「ちゅーかアンタやあらへんやろ」

「アンタだってクソ豚って呼ぶくせに」

「・・・」

「なによ」

「名前で呼べ」

「は?いきなりなに」

「せやから名前で呼べ言うてんねん!」

「え、やだよ」

「ほんっまに可愛くないな」

「可愛くなくて結構。アンタにそう思われてもって感じだし」

「思うてへんわ!イキんな」

「イキってませーーん」

「ああ"!せやから俺も名前で呼んだるからアンタっちゅーのやめろ!」

「なに?名前で呼んで欲しいんだ?ヘェ〜」

「なんやねん!そん顔やめろ!」

「いいよ?別に。アツムクン?だっけ?はい、これでいいでしょ」

「ほんっまムカつくわ」

「はいはい」




言い争いをしながらテレビのリモコンをポチポチと変える









次は何見ようかな〜なんて考えていたら急に電話が鳴る


「げっ、」

「なんやねん」

「嫌な予感しかしない」

「はよ出ろや」


渋々電話に出ると案の定先生のアシさんからの電話だった




「はい、深瀬です」

『あ、深瀬ちゃん?あのー、すごく言いづらいんだけどさ』

「もう神崎さんから電話来た時点で嫌な予感してるんで大丈夫です。大丈夫じゃないけど」

『ごめんねー?先生がまた煮詰まっててさ、来週分やばいかも、、てきな?』

「はぁ、またですか。分かりましたよ、行きます」

『ほんと?ありがとー!深瀬ちゃんならそう言ってくれると思ってた!私らじゃどうにもできないからさ』

「もうここまで来たらしょうがないですよ、あの人は」

『ほんとお休みなのにごめんね、今度何か埋め合わせするから、先生が』

「美味しい焼肉奢らせましょ。あと一時間ちょっとでそっち行けると思うんで絶対逃がさないでくださいね」

『あいあいさー!』

「じゃ、頼みますね」



ピッと電話を切り深い溜息を溢す



「はぁぁぁ、ほんっとにあの人は」

「なん、仕事か?」

「そんな感じ。行かなきゃ」

「大変やなぁ〜、あ、これ食うてええ?」

「もういいよ、勝手に食べれば」

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道楽(プロフ) - さーやさん» さーやさん、すみません。訂正致しました。ご指摘ありがとうございます!失礼しました。これからもよろしくお願いします! (2020年7月5日 16時) (レス) id: a75a20ac26 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - いつも楽しく拝見しています。小森君じゃなく、古森君ですよ。 (2020年7月5日 15時) (レス) id: 0df12cbb2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:道楽 | 作成日時:2020年7月1日 14時

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