世界はそれを愛と呼ぶんだぜ【宮侑】

38話 ページ38

侑「ダァぁぁ！あっかーん！！」









木「今日のツムツムどーしたんだ？何か変だぞ？」


翔「今日の侑さん、確かにおかしいですね。何かあったんですかね？」


佐「アイツはもともとおかしい」



サーブの練習をしている侑を見ながら各々話す




侑「おい！聞こえとるからな！」


木「へいへいへーい！ツムツムどーしたんだ？なんでそんなイラついてんだ？」


翔「どうしたんですか？また豚ちゃんが暴れたんですか？」


佐「キョーミねぇ」


侑「臣くんオブラートっちゅーの知っとるん？！」









侑「ただいま」



練習が終わり家に帰るが案の定Aはいない


それにまたイライラが蘇ってくる



侑「ほんっま、、なんやねん」









それから数日経ってもAは帰ってこない



電話しようかと思うがなかなか最後のコールボタンを押せない



侑「お前帰ってこおへんと俺が野垂れ死ぬやろが」




このイライラを誰かに話そうと思い電話帳を開く



prrr




「なんや、いきなり電話なんて掛けてきよって」


侑「あ、サムか？」


治「おう、俺以外誰が出んねん」


侑「何となくな、暇やったから」


治「キショイわ。切るで」


侑「やめろ！切んな切んな！」


治「ほんでなんやねん。まだサーブ打てへんとか言っとるんか」


侑「それはもう出来るようなったわ、アホ。ちゃう話や」


治「ほんならなんやねん。はよ話せ。こっちも忙しいねん」


侑「アレや、前一緒住んどる奴おる言うたろ」


治「おん、梟谷んセッターと一緒働いとる奴やろ」


侑「アイツが家出て行くとか言うてん」


治「ほーん、よかったやん。やっと一人暮らしやんか」


侑「そないな問題やあらへん！飯どうすんねん！」


治「飯くらい自分で作れや」


侑「アホ、指怪我したらどないすんねん。しかもそのセッターくんと付き合う(つきおう)とるらしいやんか。この前朝帰りしよった」


治「で？だからなんやねん」


侑「だぁぁ！なんで分からへんねん！アイツは俺ん飯作らなあかんのやで？！なんに彼氏作りよったんやで？！」


治「別にお前ん飯作るんがその子ん仕事やあらへんやろ。彼女やあるまいし」


侑「そうやけど、、せやかて俺ん飯作る約束したんやで？それなんに勝手に出て行く言うてんねん」


治「まだ出てっとらんの？」


侑「家見つかるまでホテルかマンスリーマンション借りる言うてたわ。もぉ腹減って死にそうや。サム作りきてや」


治「アホか」

　

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