圧倒的想定外な未来２【梟谷】【稲荷崎】

96話 ページ46

.


黒「で？お前とAってどーゆー関係なの？」


木「はひが？」


赤「木兎さん、食べながら話さないでください」


木「んぐ、なにが？」


黒「だからAだよ、A」


赤「黒尾さんも余計なこと聞かないでください。合宿中変な方向に行ったらどうするんですか」


黒「いいジャン？コイツら見ててそろそろ我慢できなくなってきたんだよねぇ」


赤「だからそれが余計なんですって。木兎さんたちには木兎さんたちのスピードがあるんです」


黒「そう言われても気になっちゃうジャン？」


赤「・・・」


木「なにが？」


黒「どこまで進んでんの？Aと」



ピクッ

遠くに座ってご飯を食べている双子が反応する
(角名も)



木「A？どこまでってどーゆー意味？」


黒「え？お前らもう付き合ってんじゃねぇの？」




ピクピクッ





木「付き合う？」


黒「あー、そーゆーことネ」


赤「黒尾さんこれ以上はやめて下さい」


黒「ずっと一緒にいるなんて聞いたらそー思うだろ、普通」


木「あーそれか！前デートした時に話したんだよな〜10年後も写真撮ってもらうって約束した！ずっと先もな！」



ガタッ



黒「それってAもオーケーしたの？」


木「おう！俺と一緒にいたら楽しいって言ってたぜ！」



ガタッ



侑「何言うてんねん！！」

治「そないなわけあらへんやろ！！」




黒「おー何かきた」


赤「だからやめて下さいって言ったじゃないですか」


黒「そー言うなよ、面白くなってきたじゃん」




侑「Aは渡さへんからな！！」


木「ん？渡さないって言われてもAは俺んだからな〜」


治「お前んじゃあらへんわ！！」


木「だって俺もAといたら楽しいしAもそー言ってたし？それにマネするか迷ってた時も俺のバレー好きって言ってくれたしな！」


「「？！！」」


木「前の合宿も楽しかったけど今回もAと合宿できてすっげぇ楽しい！」


侑「な？！お前んためにマネしとるわけやあらへんぞ！！」


木「そーだけどこれからも一緒にいて俺撮るならバレー知ってた方が絶対楽しいジャン？」


治「これから一緒におるなんて分からへんやろ！！」


木「ソーナノ？！Aも一緒にいてくれるって言ってたのに！！」


侑「ま、まさかぼっくん、Aのこと好きなんか・・？」


木「好き？」


黒「おいおいそれ聞いちゃう？見てたら分かるだろ」


木「なぁ赤葦、好きってなんだ？」

　

97話→←95話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す