圧倒的想定外な未来２【梟谷】【稲荷崎】

83話 ページ33

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侑「待てやぁぁぁあああ！！！！」


治「A離せぇええええ！！」


木「ワーッハッハッハッハッ！！A！！

走れ走れーーーー！！追いつかれるゾーー！！！」


「木兎さんんんん？！！無理！！無理ぃぃいい！！」


木「ワーッハッハッハッ！！」



侑「ぼっくん！！A返せぇぇえええ！！」


木「それはムリだぁあーー！ワッハッハっ！！！」


「も、、ムリ！！！足が！！！足がぁぁあああ！！」


治「オイゴラァァ！！ボクトォォオオ！！！」





木「追いつかれる？！！A！曲がるぞ！！」

「ちょ！！いきなり曲がらないで！！！うぇっ？！」


木「A？！！！！」


「「A？！！！」」




遂に足がもつれてこけそうになる

あー、足擦りむいたら痛いだろうなぁ、


なんてどこかで他人事みたいに考えているがなかなか痛みはやってこない


「ん？？」


木「A？大丈夫か？」


「んん？！！！」



こけそうになるところを間一髪で木兎さんに助けられたようだ




「すすすすすいません！！」


木「俺はダイジョーブだけどAは？ダイジョーブ？」



つまり木兎さんにしがみついている

木兎さんも助けてくれたとは言え

早く離して・・



ち、近い・・・


よく見たらこの人イケメンだから！！

心臓に悪い！！！









治「オイ、ボクト・・・

はよAから離れんかい」

侑「Aもいつまでそうしとんねん」


「いやいや！！こけるとこだったんだからね？！」


木「やっぱりAもまだまだだな！」

「一緒にすんな！！」



木兎さんが離してくれないためバシバシと叩く


「木兎さん！離してください！降ろして！！」


治「せや、はよ離れんかい」


木「んー、やだ！なんかモッタイナイ！！」


「もったいないって何？！使い方間違ってる！！」


侑「ほんっまなんなんコイツ！！俺もまだ抱きしめたことないんやで？！」


木「ありゃ？使い方違う？じゃー何て言えばいい？」


「知らないですよ！！いいから早く降ろして！！」


侑「無視かい！！」


木「このまま体育館行く！！A！！

しっかり捕まってろよーー？」


「うぇ？！ちょ、ちょーーー！！！」


「「A？！」」



木「ワーッハッハッハッ！！！落ちんなよー！！」


「ぼくとさんんんんん？！たす！たすけてぇぇ！！」


木「行くぞーーーー！！！！」



治「まった攫われた！！！」

侑「おい！！ぼっくん！！待てや！！！」

　

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