圧倒的想定外な未来２【梟谷】【稲荷崎】

75話 ページ25

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侑「A〜〜？A〜〜？」


「侑、うるさい」


侑「ほんまどこおるん？」


治「怖いならサッサと出て行けや」


「治はこういうの平気なんだ？」

治「ま、まぁな。ツムや、あらへんし？」

「へぇ？」





「ねぇ、治、アレ、なに？」


治「ど、どれ？」



「ほらあそこ、誰かこっち見てる」


治「だから、どこや、ねん」



幽「ねぇ、私はここよ？」ガシッ


治「で、でたーーーーー！！！！」


侑「出た？！サム！！出たんか？！！置いていくなーーー！！」



「ブハッwwww」


幽霊役の先輩が見えたのでアシストしたらまんまと引っかかって走って逃げていく二人


幽「ありがとう、ナイスアシスト」


「いえいえ、じゃ追いかけないとなんで」


幽「楽しんで〜」








「もう置いてくなんてひどくない？」

治「せ、せや、せやかて、出た、ほんま出たで」

侑「いやや、俺まだ死 にたくない」

治「お祓い！お祓い行かな！！」


「まだ終わってないんだからまずは出口目指そうね〜」


侑「もう嫌や〜〜A〜〜」


「・・うるさい、・・うるさいなぁ」


地を這うような声が聞こえ二人がピタリと停止する



「そんなうるさい奴らは俺が」


「「ギャーーーーー！！！！」」





「いや、セリフ取んなよ。言わせてやれよ。すいませんでした」


「結構練習したんだけどなぁ、残念」


「ははっ、いい声してましたよ」


「ありがとぉな〜」









「だから置いてくなんてひどくない？」


侑「やって、やって見た？！俺殺 される！！」


治「あかん、もう嫌や、出よ？なぁA出ようや」


「出るって言ってもここから出れる保証なんてないし」


「「は？？」」


「あれ知らない？稲荷崎じゃ結構有名になってるみたいだけど、文化祭のお化け屋敷に入ったら入った人数と出た人数が毎年違うんだって。いなくなった人をいくら探し回っても見つからない、って噂聞いたことない？」


「「・・・」」


途端にブルブルと震えだす双子



侑「いやや！！A！俺と一緒に出よ？！サムは生贄になれや！！」


治「なんでやねん！！俺がAと外の世界に帰るねん！！生贄はお前や！！」


侑「サム置いて早く出ようや！！A！！」


治「俺と出るで！！A！！」




・・・・



「「え？A？」」


侑「え、うそやん・・A？」

治「A？ま、また、ビビらそうとしとるん？」


　




・・・・・


　

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