甘えん坊/大倉 ページ18
関ジャニ∞の8人目、そして俺の彼女は史上最強の甘えん坊です。
「ねぇ〜忠義〜パスタ食べたい〜」
帰ってきて早々ベッドに寝転んで俺を抱きしめながらのリクエスト。
同じ仕事してんねんから結構俺も疲れてるんやけど？
世間が思う、関ジャニ∞の末っ子で紅一点Aちゃん、と、目の前に転がってるこの大きな赤ちゃんは別人なんちゃうか、と思う。
「ほら、パスタ作るから一回離れろ」
纏わり付いているAを剥がすとお姫様ご所望のパスタを作る。
寝室に戻るとすーすー寝息を立てて寝ている。
これは叩き起こさんと起きへんな。
10分くらいするとむくっと起き上がって俺に抱きつく。
「忠義〜お腹すいた……」
「パスタできてんで？食べよ」
立たせてリビングに連れて行くと目をキラキラ輝かせてパスタを頬張る。
見てて飽きへんな。ほんまに可愛えわ。
「美味しかった！ごちそうさまでした！ありがとう！」
Aの偉いとこ。
ちゃんとお礼とお詫びが言えるところ。
まあAが加入した頃に厳しく信ちゃんとヤスがしつけとったのもあるけど。
また別の日には。
「なぁ〜忠義……今日頑張ったやろ？」
ロケ終わりに見つからんようにぎゅっと俺の手を掴む。
ああ、今日無理してたんやろな。
「んん〜？Aはいつも頑張ってんで？」
ほんまはすぐにぎゅーってしてやりたいけど、付き合ってることはメンバーにも言うてへん。
言うつもりもないから、バレへんようにせんと。
俺はAの頭を撫でた。
「「お疲れ様でした〜」」
同じマンションに住んでてほぼ同棲状態の俺たちは送りの車から一緒に降りる。
「もう無理〜忠義〜」
マンションのエレベーターに乗り込んだ瞬間抱きついてくる。
俺の胸に頭をすりすりしとる。
「ほら、エレベーターつくで？今日は一緒帰ろ？な？」
そう言って俺の部屋に連れて帰ると、玄関に入るとすぐに始まる甘えん坊。
「忠義〜ぎゅー！」
「忠義〜ちゅー！」
「忠義〜好き〜」
ほんまに可愛い。
壁ドンみたいな状態で俺に何回もキスしてくるからほんまにたまらん。
メンバーの中では末っ子コンビで2人とも甘えん坊な印象やけど、こいつには負ける。
俺が甘える隙がないわ。
---END---
(忠義が甘やかしていいのはわたしだけだよ？)
(わたしだけの忠義だもん)
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作者名：ちい | 作成日時：2017年9月24日 13時
