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それは突然だった。
『え、今なんて……』
"だから、お前にボディガードをつけることにしたんだ"
『ボ、ボディガード…、』
ドラマとかでならみたことあるけど、現実にそんな人いるんだ…
というのが初めて聞いたときの率直な感想だった。
『でも、なんでいきなり…？』
"先日、ありがたいことに最高裁判事に就いただろ。
そしたら周りの先輩方が家族にボディガードをつけた方がいいとおっしゃってくださってな、"
先日、異例の若さで最高裁判所まで到達してしまったお父さん。
妬みとかもあるだろうし、なによりも最高裁の判決に反対する人なんかが急に襲ってくる例もあるらしい。
"だから、危ないと思ってな…
お父さんたちのためにも頼む。ボディガードをつけることを許してくれないか…？"
『わ、わかったよ、いいよ。そしたら安全なんだもんね』
"ありがとう。やっぱりAはもの分かりのいい子だな。"
『ううん、』
もの分かりのいい子…そんないい子ではない。
本当はボディガードなんてついたら放課後好きなように遊べなくなっちゃうかもしれないし、何よりいつ何時もついてくるなんて息が詰まりそう。
けれど、いつもお父さんが働いてくれているおかげで私は何不自由なく暮らせてるから、従うのは当たり前だと思う。
「失礼します、遅くなりました」
"おお、よく来てくれたな"
今後のことを考えていれば、お父さんと私しかいなかった客間に1人の男の人が入ってきた。
"A、こちらが今後ボディガードを務めてくださる方だよ、挨拶しなさい。"
「はじめまして。SPのチョン・ジョングクです。」
かっ…かっこいい…
思わず見惚れてしまうくらいに、顔が整っている方だった。
『あ、カンAです、よろしくお願いします…』
"よかったよ。急にすまなかったな、今日中に紹介しておきたくて"
「いえいえ、大丈夫です。娘さんは、僕にお任せください。」
"いやー、頼もしいな、頼んだぞ。"
そう言うと、お父さんは立ち上がった。
『お父さん、どちらへ…』
"2人とも初対面だろ、少しお話ししなさい。
私は席を外れるから"
『は、はぁ…』
SPさんに一礼だけをして、部屋を出てしまった。
『あ、あの、よかったら、ここに座ってください、』
そう言ってさっきまでお父さんが座っていた席を指差す。
「では、失礼します。」
そう言って席についたSPさん。
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絲(プロフ) - ちむさん» ちむさん、ありがとうございます！最近は私生活が忙しい為、更新がのんびりになってしまっていますがぜひ読み続けていただけたら嬉しいです(^^) (2021年5月8日 15時) (
レス) id: 8cc83a5ce9 (このIDを非表示/違反報告)
絲(プロフ) - ミミさん» ミミさん、はじめまして。このお話を読んでいただき、本当ありがとうございます！そうですね…彼らのこともぜひ見守っていただけましたら嬉しいです(*^^*) (2021年5月8日 15時) (レス) id: 8cc83a5ce9 (このIDを非表示/違反報告)
ちむ - すごく面白いお話なので続きも楽しみにしています！ (2021年5月8日 15時) (レス) id: d99f54052b (このIDを非表示/違反報告)
絲(プロフ) - うさぎさん» うさぎさん、ありがとうございます！頑張ります！！(T-T) (2021年5月5日 22時) (レス) id: c3f123b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 絲さま、はじめまして。いつも楽しく読ませてもらってます！もう一つの恋も動き出しそうですね。ニヤニヤしてしまいます。 (2021年5月2日 21時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絲
| 作成日時：2021年4月10日 23時
