75 ページ26
・
・
・
「ちょ、何してんの、」
『おっぱの匂いを堪能してるの、いいでしょ？』
「勝手にしろ、笑」
そう言ったかと思えば、いきなり腕を離して私と少し距離を置いた。
『おっぱ、？』
「はい、これ」
いきなり目の前に出してきたのは、
『ネックレス…？』
「クリスマスプレゼント」
『まって、私何も用意してないよ？』
「いーから、今つけてもいいか？」
『うん？いいけど、』
ケースから出したかと思えば、慣れた手つきで私の首につけてくれた。
「これで完了っと」
『ん、何が？』
「首輪」
『…ん、？』
「だーかーら、首輪、装着完了」
『どういうこと、首輪って』
「他の男のところに行かねえようにってことだよ、これでいこうとしてもネックレス見たら嫌でも俺のこと思い出すもんな、？」
『なんかやられた気分』
「なんで笑」
「A、こっち向いて」
わたしの両肩を持ったかと思えば、クリスマスツリーの前で、正面から向き合う形に。
『おっぱ、まって、これって…』
「お前の憧れ、なんだろ、？」
『覚えててくれたの…？』
「忘れるわけねえじゃん」
『あれ、でもオンニたちは？』
「協力してもらってた」
『え！じゃあ知ってたの？みんな？』
「おう、知らねーのAだけ笑」
『そんな……』
「まあサプライズ成功だからよかった」
『本当にうれじい…』
「あーもう泣くなって、」
そう言いながら、私の頬に手が添えられる。
『これされたら私たぶん一生グクから離れられないよ、？』
「いいよ離れなくて、一生大切にしてやるから」
『ねえもうプロポーズじゃん、』
「プロポーズはまた別だな」
『そんなにされたら私もうもたない…』
「どうせまた長いこと会えないんだしこれくらいしておかねえと、笑」
少しだけ沈黙があって、私も唾をごくりと飲んだと同時に、彼の唇が私の唇に重なった。
それはまるでお互いの存在を確かめ合うみたいに長く、重くて、離れたくなくて、ただ彼に任せてその時間を堪能した。
もう息が続かない、そう思って肩を軽く叩けば離れてくれて、クリスマスツリーを背景に彼の柔らかい笑顔が私の視界に入った。
・
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1896人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あるちょん(プロフ) - 完結おめでとうございます！（ ; ; ）この作品本当に面白くてきゅんきゅんして大好きです！受験勉強頑張ってください！ (2020年12月26日 16時) (
レス) id: 90ee41565f (このIDを非表示/違反報告)
ｱ - おぉぉぉぉい!なぜ活動拠点をアメリカに移したんだぁぁぁぁ (2020年12月18日 23時) (レス) id: c8605ddb04 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：絲
| 作成日時：2020年12月12日 18時
