四十六話、チート個性 ページ46
結果から言いましょう。
「凄い凄いです！！！私の個性、ここまで出来るなんて！」
成功しました……！！
「凄いのだ！ハイタッチでも使いようによって相手の個性を強化できるのは本当にすごいのだ！！」
子供らしくわーい！と喜んでいるとビッグベアさんも同じように喜んでくれた。
本当にビッグベアさん、大人の男性……？
ノリいいね……！？
そして可愛いね……！？
「おいおいおいおい！！こりゃあ、チートな個性じゃないかぁー！！！！！？？？？」
マイク先生が嬉しそうにそう言う。
我ながら良い個性に恵まれたと思う。
「じゃあ、やっぱり、自分がAちゃんの個性で変化がなかったのは戦闘するモードではなかったということなのだ。」
「ビッグベアはもともと武闘派の戦闘を主に活動しているからな。全く動かないままでは意味がなかったのか。」
「なのだ。なのだ。」
ブンブン頭を縦に振るビッグベアさん。
相槌というか、もはやヘッドバン……。
「もう一度tryするのだ！」
「あ、はい！」
先程の相澤先生がやったようにハイタッチができるように私とビッグベアさんは離れた。
「いくのだ〜！」
四足歩行で駆けてきて、ハイタッチ……って、ドコでするの！？
四足で走ってるから、手や足は使えないよね！？
え、顔に手を当てるとか！？
目とかに入ったら迷惑だよね！？
「のだっ！」
もんもんと思考に巡らしていたら、ビッグベアさんが飛び、着地寸前で固まっていた私の手とハイタッチをする。
肉球の柔らかさで現実に戻った私は、急いでビッグベアさんに目を向けると、驚いた。
「ふぇ……！？」
数時間前にマイク先生が言っていたようなリアルなクマが目の前に立っており、なんとも言えない風格が漂っていた。
「っは！」
先程の可愛い口調は何処へ。
凛々しい声で空手を始めた。
私が驚いていると相澤先生が隣に来る。
「驚いただろ。あれがヒーロービッグベアの本来の姿だ。」
「なんか……可愛くないのが残念なような……。でも、お強いのですよね？」
先生は頷く。
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冬音 - 相澤先生がお兄ちゃんだなんてびっくりしました(笑) (2020年2月20日 22時) (
レス) id: 4b22177c0e (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 轟が友達になろうって言ったとき、「こいつ、まさかとは思うが個性強くしてもらうために話しかけた・・・・？」とか思ってしまった。ごめん。 (2018年8月3日 1時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
つむ(プロフ) - 哀流さん» それ、書いててめちゃくちゃ思いました！（笑）でも爆豪くんならやりかねないと信じていたので（笑） (2017年11月12日 15時) (レス) id: 06e376deec (このIDを非表示/違反報告)
哀流 - 爆豪威圧で道案内とかやっぱ才能マンですねー。 (2017年11月12日 15時) (レス) id: f3d50ceb36 (このIDを非表示/違反報告)
つむ(プロフ) - 夏祈さん» 確認しました！ありがとうございます！！良ければお話しましょ！！！ (2017年11月11日 13時) (レス) id: 06e376deec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つむ | 作成日時：2017年9月6日 22時
