十六話、再度紹介 ページ16
「あ、着いた。」
相澤先生に言われたとおりに真っ直ぐ進むと無事、A組の教室に着くことができました。
その直線距離およそ200m。
相澤先生、さすがというべきかなんというか。
私の何倍かと思うほどの大きなドアを開けるとクラスにはちゃこと………男子3人以外誰もいなかった。
「あ！Aちゃんお帰り〜！！相澤先生みつかった？」
「うん、無事みつかったけど……私が教室を出ていってから道にも迷ったし、かなりの時間がたっているはずだよね？ちゃこ、先帰ってても良かったのに」
そういうと、ちゃこは大袈裟に首を横に振って
「久しぶりに会ったんやもん、一緒に帰りたいよ！」
と言ってくれた。
「えへへ、そう言ってくれると嬉しい……」
私は思わずにやけて島いながら返事をすると男子のうちの一人、緑谷くん(？)が駆け寄ってくる。
「僕たちも一緒に帰っていいかな？」
「うん、だ、大丈夫……です」
緊張しながら返事をする。
「良かった。朝、僕が自己紹介しようとして途中だったからもう一回ちゃんとやりたいなって思っていたところなんだ。」
僕は緑谷出久です。と付け足して自己紹介してくれた。
とても優しくて律儀な人なんだな、という第一印象はやっと聞けた紹介後でもその印象は変わらなかった。
「えっと、まだだったよね、飯田くん」
と緑谷くんが後ろを向くと眼鏡をかけた高身長の男の子が立っていた。
「あぁ。飯田天哉だ。学級委員をやっている。よろしくな、有栖くん」
「はっ、はいっ。よろしくおねがいであります！」
なんか緊張を通り越して思わず敬礼をしてしまった。
品行方正な学級委員だなとは遠目でみていたけれどその雰囲気といい、態度といい、本当に『品行方正』という四字熟語が似合う人だ。
そして最後、3人目の男の子………
「ば、爆豪くんだよね？」
「あぁ？それ以外俺は誰だっていうんだよ」
「ひっ……」
まだ曖昧な名前を口にすると、今まで黙っていたのが嘘のように毒を吐く。
怖すぎて少し悲鳴をあげてしまった。
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冬音 - 相澤先生がお兄ちゃんだなんてびっくりしました(笑) (2020年2月20日 22時) (
レス) id: 4b22177c0e (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 轟が友達になろうって言ったとき、「こいつ、まさかとは思うが個性強くしてもらうために話しかけた・・・・？」とか思ってしまった。ごめん。 (2018年8月3日 1時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
つむ(プロフ) - 哀流さん» それ、書いててめちゃくちゃ思いました！（笑）でも爆豪くんならやりかねないと信じていたので（笑） (2017年11月12日 15時) (レス) id: 06e376deec (このIDを非表示/違反報告)
哀流 - 爆豪威圧で道案内とかやっぱ才能マンですねー。 (2017年11月12日 15時) (レス) id: f3d50ceb36 (このIDを非表示/違反報告)
つむ(プロフ) - 夏祈さん» 確認しました！ありがとうございます！！良ければお話しましょ！！！ (2017年11月11日 13時) (レス) id: 06e376deec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つむ | 作成日時：2017年9月6日 22時
